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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

高知県西南の旅(2)足摺岬を望む(土佐清水市)

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 四国高知の南の果て、足摺岬。台風情報で名前を聞いたことのある方も多いでしょうが、わざわざ行くとなると結構大変です。私も高知に来てから、行きたいと思いながらなかなか果たせずにいたのですが、ついにやってまいりました。

 

 

 黒潮町入野海岸を出てからは、中村(四万十市)をショートカットして一気に南下。砂浜が映える大岐海岸、さらに土佐清水市の中心街を抜けて、いよいよ足摺岬です。ただ連休中ということで、岬付近では駐車場不足のため交通規制中。1キロほど手前の無料駐車場に車を停め、そこからは大人1名100円のシャトルバスを利用することになります。

 

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 小型のシャトルバス。5分おきに走っているとの案内です。ただICカード「ですか」が使えなかったのは残念。え、SUICA? PASMO? ICOCA? PiTaPa? なにそれおいしいの?

 

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 バスは5分とかからず、金剛福寺前の足摺岬バス停に到着。この分なら、帰りは歩きでも問題なさそうですね。

 

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 いよいよやって来ました足摺岬灯台を模したモニュメントがお出迎えです。

 

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 モニュメントの奥には、ジョン万次郎の銅像が、彼の人生を変えた太平洋を凝視しています。土佐国の漁師が藩や幕府を動かす傑物に成長したのは、この海での遭難、そして海の向こうでの歳月によるものです。

 

 

■ ジョン万次郎の生涯 – ジョン万次郎資料館公式サイト

 

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 岬への遊歩道を歩きます。植物学は素人ですが、植物相がどうにも違いそうなのは分かります。室戸岬に行った時もたいがいだと思いましたが、勝るとも劣らないインパクトです。

 

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 そしてついに、岬が姿を現しました。台風中継、大雨情報で何度となく見てきた足摺岬です。

 

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 展望台には「四国最南端」のプレートが埋め込まれています。ああ、来ちゃったんだ……

 

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 岬の灯台と断崖絶壁。「ここに地終わり海始まる」という言葉が頭をよぎりましたが、終わり方が急過ぎます。

 

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 灯台の先は、当分海です。いや、当分ってレベルじゃないとは思うのですが、目の前の風景に圧倒されて、言葉が出てきません。

 

 

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 展望台にテレビカメラがありました。これで岬を映しているのでしょう。

 

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 カメラの位置から岬を眺めてみました。高さの違いがあるのですが、普段テレビで見ている岬のアングルは、だいたいこんな感じでしょうか。また気象情報で出てきたら見てみようと思ったのですが、それって台風とか大雨とかの時になるので、咲けられるなら避けたいのも正直なところです。

 

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 海、ずっと海。

 地球が丸いことを知る我々は、水平線を見て、やはり地球は丸いと実感します。ただ、それを知らずにこの景色を見ると、水平線の先がガケになっていると思っても不思議はない気もします。

 

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 岬の北側にある突き出た地形。「天狗の鼻」と呼ばれているそうです。そちらにも行ってみることにします。

 

 

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 遊歩道に戻って少し歩くと、十字路に出ました。いろいろあるのは分かるのですが、案内板がこうもわんさと出ている遊歩道もそうそうない気がします。

 

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 天狗の鼻に来ました。先程の展望台の先に、岬が見えます。

 

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 展望スポットには、カメラ台が立っています。ここでタイマーを使って自撮りができるようです。工夫すれば、スマートフォンを立てて撮影することもできます。

 

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 台の上にカメラを置いて撮影してみました。が、ピントやズームをちょっとは考えるべきだったと反省……

 

 さて、ここからいよいよ岬の先に向かいます。

 

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