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それでも、東アジアのななめ上を目指す。

高知県西南の旅(3)足摺岬を巡る(土佐清水市)

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 先程は隣から眺めていた足摺岬に行きます。いよいよです。

 

 

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 遊歩道の途中に大きな地図が立っています。この辺りは四国自然歩道のルートの1つだそうで、ちょうど地図のあるところが終点になっています。ただ、この辺のルートは途中の枝分かれもあって、正確にどうなっているのかは地図だけではいまいち分かりません。

 

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 岬の灯台に向かって、もはや亜熱帯と言っても良いような林の中を歩きます。その途中、閉ざされた門がありました。看板を見ると、「足摺岬無線方位信号所」とあります。岬の手前にあった電波塔の敷地のようです。

 

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 足摺岬には七不思議があるとのこと。これはその一つで、四角形の穴が岬の根元にある札所金剛福寺に通じているとのこと。とはいえ、金剛福寺がここに投げられた賽銭を回収しているかどうかは分かりません。あるいは、とんでもなく古い硬貨が、この下で眠っているかも知れません。

 

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 そしてついに林を抜けて、灯台の先の先までやって来ました。本当に来てしまいました。いや、自分で好き好んできたわけですが、それにしてもとんでもないところに来てしまったという気分です。

 

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 振り返れば岬の灯台。正直なところ、もっと大きいものかと思っていました。ただ遮るもののない岬の上、この高さでも十分なのでしょう。

 それにしても、この風景は圧倒的です。何をどう表現していいのか分かりませんし、写真で示したところでどこまで圧倒感が伝わるものか、とも思います。ともあれ、ただ歩みを進めていきます。

 

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 歩いていると、さらに足摺七不思議に出くわします。こちらは弘法大師空海)が華表を建てようとして果たせなかった跡とのこと。ここでは「とりい」とルビが振っていますし、その読み方も確かにあるのですが、お大師さんが神社の鳥居を建立しようとしたのか、あるいは本来の華表、つまり中国の伝統的な標柱(画像)を建てようとしたのかは分かりません。

 

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 こちらは七不思議と言うにはかわいらしく整備されたところ。オカルティズムのオの字もないのですが、元が弘法大師の伝説の地なので、おどろおどろしくするのはどうかと言う気もします。近くを歩いていた子どもが、亀呼場という名称に興味を惹かれたのか、海に向かって亀を呼ぼうとしています。

 

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 眼前にただただ広がる海。相変わらずの風景に、言葉がろくに出てこないままです。

 

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 南国の植物の中から突き出た足摺岬灯台。これだけ見たら、はたして日本なのかどこなのかと言う気すらします。

 

 

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 足摺岬の説明板がありました。既に100年以上、付近を照らし続けている灯台です。光の届く距離が約38キロメートルとありますが、海の上だとどの辺りになるのかが見当がつきません。地図を調べて、陸上なら宿毛や旧中村の市街地がすっぽり入る距離だと分かり、ようやく実感を持った凄さが理解できた気がします。

 

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 しかし、灯台を除けば、その周囲には人工的な灯りなど一つもありません。今までいろんなところを旅してきましたが、これ以上の「燈台下暗し」に出会った記憶はありません。

 

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