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それでも、東アジアのななめ上を目指す。

2018夏・日本列島跳躍旅行(12)東北新幹線・田沢湖線直通線を通る

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 バスで陸前高砂駅に戻ると、ちょうど仙石線マンガッタンライナーが入線してきました。乗ってみたかったのですが、これから向かうのは逆方向です。

 

 

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 仙台行の電車が入ってきました。ここで仙台に出て、次の目的地に向かいます。

 

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 仙台駅に着きました。ここからは東北新幹線と秋田への在来線直通新幹線、通称「秋田新幹線」に乗ります。新幹線と在来線との連絡通路には、石巻市に関する展示が並んでいます。

 

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 その隣に、かつて上野と仙台を結んでいた在来線の特急・急行列車のヘッドマーク(先頭車両に掲げられた列車名の表示)やテールマーク(同じく列車名の表示ですが、こちらは最後尾に表示)が展示されています。

 かつて東北本線は上野と仙台、さらに盛岡や青森との間に、特急や急行列車が昼夜を問わず走っていました。特に上野・仙台間は、東北本線回りと常磐線回りの2つのルートがあり、その分列車も多彩でした。

 その後、新幹線の開業と延伸で、これらの列車は廃止されていったのですが、1つだけ、おそらく例外と言っていいものがあります。右端の「ひたち」号です。今は上野といわきの間を走る特急電車は、本来いわきからさらに北の仙台まで走るものです。それが姿を消したのは2011年3月、大地震と大津波、そして福島第一原発の事故が、常磐線を断ち切ってからのことです。

 しかし、私が知る限り、いわき・仙台間のひたちの運転が廃止になったという話はありません。富岡・浪江の不通区間が再びつながったとき、特急電車が仙台に戻ってくる希望はあるはずです。個人的には、臨時でいいので寝台特急ゆうづる」の復活運転を期待したいところですが。寝台は無理でも、せめて夜行列車で。

 

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 新幹線のきっぷ売り場で、予約していたチケットを受け取ります。ここからは秋田まで、新幹線・在来線直通の「こまち」で移動です。

 

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 予定の新幹線までは少し時間があります。登山中に不測の事態が起きる可能性を考えて、余裕を持っておいたのでした。ただ、こうして時間が空くのは予定が上手く運んでいる証拠。この時間、北海道では特急列車の運休が相次いでいます。待てば移動できることには、列車の運行に関わる方々に感謝しないといけません。

 

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 待つこと20分あまり、「こまち」がやってきました。「はやぶさ」を後ろに従えて、全部で17両編成、日本一長い新幹線です。

 

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 無事新幹線に乗り込んで、時速320キロ、国内の鉄道で最速の移動です。東北と言えば18きっぷで鈍行移動が定番だったのですが、気がつけばカネで時間を買う大人に成り果てました。それはそれで発見があって良いのですが、まだ心のどこかで受け入れられない、諦めの悪い子どもの部分が残っていたりします。

 ただ、カネで時間を買うといったところで、正直なところ結構無理繰りなのは否めません。となると、いきおい滞在費でつじつまを合わせることになるのは避けられません。ですが、それでも現地体験っぽいことはしたい。その辺の条件をぜんぶ考慮に入れて最適解を出そうすると、コンビニやスーパーで東北っぽいものを買う、ということになります。今回は山形には行かないのですが、その辺は置いといて。

 

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 ともあれ、鶏そばおいしかったです。どういうわけか、日和山からの帰りにそばをがっつり食べたい気分になったので、ちょうど良かったです。

 

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 列車は盛岡駅に着きました。ここからが本日の本来の目的地になります。

 お気づきになった方もいらっしゃるかも知れませんが、先程から「秋田新幹線」について、持って回った言い方をしています。この路線名は盛岡から秋田の間、新幹線に直通する電車が走る区間に対する便宜的なもので、正確には盛岡から大曲までが田沢湖線、大曲から秋田までが奥羽本線になります。

 というのは細かい話ですし、「こまち」に乗るのに知らなくても何の不都合もないのですが、乗り鉄趣味、特に「乗りつぶし」を目指す上では大事な区別です。鉄道(この場合はJRだけでも良いですが)全線を乗りつぶすという場合の「全線」には、どこまでの路線が含まれるのか、言い換えれば、乗り通さないといけない路線とは何か、という問題に関わってくるからです。これはあくまで趣味のものなので絶対の正解などなく、個々人がそれぞれの根拠で決めればいいのですが、一般的には同じ事業者(この場合JR東日本)が同じ路線を別の名前で呼んでいる場合、その名前に関わりなく一回乗り通せばOK、となるようで、私もそのルールを適用しています*1

 そんなわけで、私は以前この区間田沢湖線奥羽本線の鈍行で走ったのですが、この場合、新幹線の盛岡駅から東北本線と分かれ、田沢湖線に直通する線路が乗らないまま残ります。これはあくまで田沢湖線の一部なので、乗りつぶしの対象外とする見方もできますが、ルートが違う以上は可能な限り乗らないと、という考え方もあります。私はもともと前者の考え方だったのですが、JRの旅客営業中の路線にすべて乗ってしまうと*2、まだ乗ってないところを探し出して乗ってみたいという欲求に駆られるものです←過度の一般化

 そんなわけで、未乗のまま残った東北新幹線田沢湖線の直通線に乗ろう、というのが今回の旅の目的の1つです。それをいよいよ果たすべく、盛岡を発車する「こまち」に引き続き乗車します。

 

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 「こまち」はしばらく東北新幹線の高架を走ってから、西に分岐して高度を下げていきます。この後地上に出て、在来線の盛岡駅に向かう線路と合流。日和山と比べるとあまりにもあっけなく目的達成です。もっとも、日和山の場合も登山自体はあっという間でしたが。

 

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 この後流石に疲れがどっと出て爆睡。気がつけば大曲も過ぎていました。そのままボーっとしている間に、「こまち」はほぼ定刻に走り、終点到着。だいたい半年ぶりの秋田です。

 

[←前回エントリ]

3710920269.hatenablog.jp

*1:いや、名前が違うんだからどちらも乗車しろ、という考え方もあり得ますが、その場合、例えば東京・神田間は中央線、山手線、京浜東北線上野東京ラインの全てに乗車しないといけなくなります。そして、この区間は正式には東北本線に属しているので、4種類の列車すべてに乗ったとしても、肝心の東北本線に乗ったとは言い切れないのです!

*2:これまた持って回った言い方ですが、東日本大震災等の災害の影響で運転休止になったまま、まだ乗れていない路線があるのです