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それでも、東アジアのななめ上を目指す。

2018夏・日本列島跳躍紀行(11)日和山から

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  構想数ヶ月、登山行数秒、ついに日本一低い山、日和山の頂に立ちました。とにもかくにも、山頂からの風景を眺めます。

 

 

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 先述の通りここから海岸一帯は干潟になっていて、鳥獣保護区に指定されています。看板には登頂証明書の発行案内があるのですが、貰っている時間がないので今回はパスします。

  

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 登山口に向く看板の裏には、少しずつメッセージが記されています。

 

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 大津波に飲み込まれながら、それでかえって日本一低い山の称号を取り戻した日和山

 

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 物事何がどうなるかわからない、と言えば陳腐な話です。むしろ、人間が希望を見出すタネは、その気になれば意外なところに見つかる、と言う方が良いのかも知れません。

 

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 日和山から太平洋を眺めます。海沿いの遠景は雲に阻まれ、草の緑がなければ、世界はほとんどモノクロームに覆われています。

 

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 歩いてきた方角を振り返ります。建物が見えるのははるか先。その間には、なにものでもなくなってしまったままの土地が一面に広がります。

 

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 復旧工事が続く七北田川河口付近。その向こうには工場か倉庫の大きな建物が見えます。この辺りだけ、ぽっかりと空いてしまっています。

 

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 山頂に着いて、辺りを見回すぐらいで他は何をすることもなく、単に時間が過ぎていきます。そろそろここを発たないと、次の目的地に向かえまなくなります。石山を3回右回りして、そのたびに石を積み、山を離れることにしました。ルートからすると「下りる」要素はなく、単に山頂を後にするぐらいです。

 

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 ただ干潟だけの風景。天気が良ければ、他にいろいろなものが見えたのでしょう。しかし、私はこういう日に来るべきだっただろう、という謎の納得感を覚えています。心地よい晴天の下ではなく、風雨にさらされながら、大震災から7年余り経ったこの土地を歩くことの方が、余程私がやるべきことだった、というと謎なのですが、そんな気がしてなりません。

 

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 30分以上歩いて、ようやく元のバス停近くに来ました。元の世界に戻ってきた、そんな感慨を覚えずにはいられませんでした。ここからバスで陸前高砂まで戻り、仙台から次の目的地へと走ります。

 

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