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それでも、東アジアのななめ上を目指す。

2018夏・日本列島跳躍旅行(3)夕鉄バスで野幌から夕張へ

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 夕鉄バスがほぼ定刻にやってきました。ここから石狩平野頭部を横切って峠を越え、夕張市へと向かいます。

 

 

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 バスは野幌駅南口を出ると、すぐに野幌バスターミナルで腰を落ち着けます。「夕張」鉄道の後身とはいえ、今は江別市内にも路線をいくつも持っていて、ここが乗り換えの拠点になるようです。

 この後バスは江別駅を経由して、東へと進路を変えていきます。ただ、この辺りで朝早く起きた影響が抑えられなくなり、車内で轟沈。

 

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 気が付いたときは、江別市を出て隣の南幌町に入っていました。ビルがなくなり、家々の間は広くなり、いよいよ札幌近郊から離れてきたのを実感します。

 

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 そしてバスはいかにも北海道な、広々とした田畑の中へと入っていきます。道路わきの骨組みが気になりますが、これだけ広いところなので、風雪を避ける柵はあるに越したことはないでしょうし、これがそんな柵の骨組なのかも知れません。

 

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 田圃の中を、未舗装の一本道が貫いていきます。どこまでも平野が続くのかと錯覚しそうな光景です。

 

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 刈り取りが進む畑。まだ暑い日が続くと言いながら、秋はもうすぐそばに迫っています。

 

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 起点から終点まで2時間半以上を走るバス。その分整理券番号も相当分けていかないといけません。ただ、全ての区間の運賃表を一挙に示そうとすると大事なので、ここでは1番から40番までと、41番から80番までが、交互に示されることになっています。

 

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 東進したバスは長沼町から栗山町に入り、JR栗山駅前に到着しました。

 栗山駅は室蘭本線の駅の1つで、栗山町の玄関口です。ただ、駅のある区間は本線とは名ばかりで、道南から札幌に向かうメインルートから外れ、走っているのは普通列車が数えるほど。現代的な駅舎と整備された駅前とは裏腹に、実質的にはローカル線の小さな駅です。

 今は平日の昼下がり、駅前に人の姿はほとんどありません。バスの乗客も数人程度、駅前では2, 3人が乗り降りしただけで、すぐに発車していきます。これだけなら、どこにでもある地方の寂しい町の日常なのですが、駅前通りを走っていると、

 

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 ……ある程度予想はできましたが、ここまでとは。

 栗山町は北海道日本ハムファイターズの栗山監督が、監督就任のはるか前から移住してきた街です。その縁があり、2012年と2016年の優勝時には、町内で真冬に記念パレードを行っています。ここ以外にも、通りに並ぶ店舗の中には、監督のポスターを掲げるところも少なくありません。あるいは、この通りでこそパレードがあったのかも知れないな、という推測が浮かびます。

 

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 バスは栗山町の中心街を抜け、これから夕張との間の峠に差し掛かります。石狩平野は既に終わり、山々が迫っています。

 

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 峠道に差し掛かりました。かつてこの辺りを走っていた夕張鉄道は、スイッチバックで峠越えに挑んでいました。また、峠の途中には遊園地もあり、往時は一大観光地だったと聞きます。

 ただ、バスの車窓に映る風景は、人の手の跡がまるで感じられない山林だけです。自然の歴史からすれば、人間による賑わいなどほんの一瞬のこと、終わってしまえば、あっさり忘れ去てしまう程度のものなのかも知れません。

 

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 バスは当然スイッチバックなど必要なく、峠を越えてトンネルへ。そのトンネルを抜けると、すぐに夕張市内のメインロードに突き当たります。左へ行けば市内の中心部ですが、バスはここで右に折れ、南に進路を変えていきます。

 

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 先程の三叉路を越えてすぐ、バスは夕鉄バスの本社ターミナルに到着しました。ここからバスは新夕張駅まで走りますが、そこまで行ってしまうと、夕張・新夕張間のJRには乗れなくなるので、ここでバスを降ります。

 

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 バスは僅かな乗客を降ろすと、さらに残り僅かとなった乗客とともに、新夕張へと去っていきました。野幌から夕鉄本社ターミナルまで、およそ1時間40分、1470円の旅でした。

 

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