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それでも、東アジアのななめ上を目指す。

第19回世界社会学会議参加記(11)(fin)YYZ-YVR-NRT/HND-KCZ

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 好天が続いたトロントでしたが、出発の日は雨になりました。なるべく近いうちにこの街に再び来られることを願いつつ、ホテルを去ってUp Expressに乗り込みます。

 

 

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 UP Expressはエンジン音というよりはモーター音(たぶん)を上げて順調に走り、ピアソン空港に到着しました。国内線のボードには既に搭乗予定のバンクーバー行が上がっています。あとは普通にキオスクでチェックインするだけ……と思っていたら、そのキオスクでエラーが出てしまいました。仕方がないのでカウンターに行くと、欠航が決まったとのこと。ボードを見てキオスクに行く、ものの2, 3分のうちにです。

 ただ、欠航が決まった以上どうしようもありません。幸い一本前の便に振り替えてもらえることになり、急いで荷物を預けて搭乗口に向かいます。

 

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 ギリギリにはなりましたが、無事飛行機に乗り込みました。安堵する一方、この街を離れるのが早まってしまったことを、少し寂しく思いもします。

 

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 外は相変わらずの雨。そんな中を飛行機が次々飛び立っていきます。われわれの飛行機の順番も近づき、フライト・アテンダントが荷物をしまうよう乗客に促すのですが、

 「こちらのバッグを棚に……いや、これかわいいですやん」

 「ええ、チャリティーで買いましてん」

 「わぁ、よろしいなぁ」

 乗客との会話がこんな感じです。陽気なカナディアン、というか関西のおねぇさまがたという感じ。ただこれでやり取りが和まないわけはなく、出発準備はスムーズに進み、無事離陸。さらばトロントまた逢う日まで

 

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 さて、便が変わって案内された座席は前の方で、通路を挟んで3列ごとの座席の中央がなぜかふさがれています。また上部を見ると"Plus"の文字。なんなんでしょう。

 

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 機内サービスで運ばれてきたホットコーヒーが、陶器のカップで出てきました。行きが紙カップだったのを考えると、明らかにグレードが上がっています。

 あれれ、と思ったのですが、やがてようやく事態が理解できました。搭乗便の振り替えの時に、プレミアムエコノミー相当の座席に替わったのです。って、カウンターで案内された覚えはないのですが、3列の座席を2人で使うことになっているのも、これなら納得です。

 それで調べてみたら、確かに「ウェストジェット・プラス」というクラスがありました。エコノミーしか使わない貧乏旅行者にとっては貴重な経験、人生何が幸いするか分からないものです。

 

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 何せプラスですから、サービスもいろいろ出てきます。スナックとドリンクが出てさほど時間が経たない間に、今度はブラウニーが出てきました。

 

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 さらには食事のサービス。自分がエグゼクティブになった錯覚がしてきました←単純

 

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 さらにまたスナック。そりゃ嬉しいですが、流石に入りません(汗)

 まぁでも、旅の記念に貰っておくことにします。

 

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 そんな間にも飛行機は順調に飛んでいきます。子どもの頃に古いアメリカ映画やドラマを見て育った鉄ヲタなもので、いつか大陸横断鉄道に乗ってみたいと思ってきたのですが、それより前に飛行機で北米大陸を横切ることになるとは。

 

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 そんな妙な感傷に浸っている間に、飛行機は徐々に降下していきます。1週間ぶりに見るブリティッシュコロンビアの山並みです。

 

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 相変わらず頂上付近は雪をかぶっています。バンクーバーの冷涼な気候が思われる一方、さらに日本に戻ったら、どればぁ暑いものかと、今から戦々恐々です。

 

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 そして飛行機はバンクーバー到着。出国手続きは何もなく、そのまま成田行の搭乗口に向かいます。

 

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 途中の免税店で、シロクマのぬいぐるみ、これは剥製ではないですよね、等身大ぬいぐるみを見つけました。抱きつくなとか乗るなとか標示も出ています。たしかに子どもからすれば飛びつきたくなるでしょうが、冷静に見ると爪が怖いです。これが実物のシロクマだった日には……

 

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 国際線のスケジュールを見ると、この時間帯はほとんどアメリカ各方面へのもの。冷静に考えると"International & US"というのも不思議な感じです。USに行くのはインターナショナルと同列でありながら、全く同じではない、ということでしょうか。だとしたら、ここでの"nation"(ネーション)とはいったい何なのか。あるいはUSへの移動はインターナショナルではなくインターステートなのかも知れませんが、だとしたらUS国内の州間移動と同じになるわけです。この辺、カナダの人々にいちど尋ねてみたいことではあります。

 

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 出発時間が近づいたので、搭乗口にやって来ました。久々の日本語環境です。

 

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 アメリカン航空とのコードシェア便ですが、今回も日本航空の運航です。飛行機に乗り込んでしまえば、バンクーバーを出るより先に帰国した感じもしてきます。

 

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 やがて最新鋭B787-9はバンクーバーを飛び立ち、成田へ。夢のような7月22日から、現実の7月23日に戻されるフライトです。

 

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 とりあえず撮ってしまう機内食。エアポートおじさんの面目躍如。料理面でも日本モードに戻されていく感じがします。

 

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 ただ、アイスクリームの表記にカナダの名残を感じたり。

 

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 バンクーバーを離れて数時間、時計をJSTに戻そうとフライト・インフォメーションを眺めます。

 今回のフライトは、バンクーバーを昼に出て、成田には夕方に着く予定です。ただ見ると、目的地には午前中に到着する計算になっています。なんでや。

 

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 ただ、本来の日本時間では今がお昼過ぎぐらい。今度は軽食が出てきました。

 

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 再びハンバーガー、というかハムバーガー。カリカリのベーコンでないあたり、北米を離れてしまった実感がじわりと湧いてきます。

 機内食を片づけてしまえば、成田はもうすぐです。アナウンスによれば気温は29度。思ったほど暑くはなさそうですが、それでも湿度も含めて気候はだいぶ違うはず。いささか気が重くなりますが、日本は容赦なく近づいていて、というか予定よりも早まっていて、飛行機は定刻の40分程前に着陸してしまいました。

 成田に着いてしまえば、あとはどうということもありません。当日中の乗り継ぎができないので、羽田空港の手前で一泊。その後は早起きして朝一の飛行機で高知に戻ります。

 

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 早朝の羽田空港はすでに大混雑。というのはターミナルだけではなくて、滑走路も一緒です。保安検査からすぐに飛行機に乗り込みましたが、それでも順番待ちで遅めの離陸になりました。とはいえ飛んでしまえば後は順調、遅れを取り戻して高知に到着しました。

 

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 空港からのリムジンバスも快調に走り、高知駅へ。上手い具合にJRにも乗り込めました。これで2限の予定に間に合うはず、と、あっさり国内モードに切り替わります。

 

(Fin.)

 

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