初めて見るJ3、第14節のFC東京U-23対FC琉球戦、いよいよキックオフが近づいてきました。
まず、これまでのスタジアムの様子は前篇でどうぞ。
両チームの選手が入場してきました。実はスタジアムに来るまで知らなかったのですが、この時点でFC琉球は2位、J2昇格圏内です。対するFC東京U-23は今季下位に沈んでいて、この日も苦戦が予想されます。
で、前篇で書いた通り、この日の観戦はメインスタンド最前列、と言えば聞こえはいいですが、目の前をフェンスが阻みます。選手入場の写真は何とかフェンスを避けて撮れたのですが、そう上手くいくばかりではありません。
ご覧の通り、ピッチの場所によっては、フェンスがばっちり入ってしまいます。春野球技場の環境になれてしまうと、良さげなスタジアムでかえって苦労します……
さて、試合は予想に反してFC東京U-23が粘る展開。特にゴールキーパー廣末がFC琉球の攻撃を身体を張って止めていきます。そんな中、前半30分を過ぎたところでFC琉球がPK獲得、決定的な場面が訪れます。
ところが、廣末は正面に飛んできたキックをはじくファインセーブ。大ピンチを切り抜けました。
結局前半はスコアレスで終了。まだ45分ありますが、FC東京U-23にも勝ち目が出てきました。
他会場の経過、なのですが、ほとんどが開催前なので(これ以外に翌日開催試合も)、ほとんどなんちゃ分かりません。
後半はFC東京U-23のキックオフで開始。しかし、早々にFC琉球がボールを奪います。
そして49分(後半4分)、FC琉球の和田がスライディングでボールをゴールに流し込んで先制!なのですが、この後キーパー廣末と交錯して両者倒れ込んでしまい、ゴールが決まったのにまるで盛り上がる気配がありません。
それでも両者何とか立ち上がって試合再開。ちなみに、この左側がゴールを決めた和田です。
ところが、FC東京U-23はこの後逆襲。62分(後半17分)にはコーナーキックのチャンスを得て、矢島のヘッドがゴール内へ。
これが完全に入ったかどうかでもめますが、主審の判定はゴール。FC東京U-23が追い付きます。が、もめたおかげでゴールからアナウンスまで時間差が出てしまい、こちらも盛り上がりを欠いた得点になってしまいました。
何とか勝ち越したいFC琉球は、86分(後半41分)についに播戸を投入。琉球サポからの歓声が上がります。何かが起きそうな予感が広がります。
ただ、琉球は攻め上がるも播戸にボールがなかなか合いません。バンドが完全フリーとなるチャンスもありましたが、体勢が合わずにシュートはコントロールミス。
ここからアディショナルタイムは両チーム速攻合戦となりましたが、最後の詰めには至らず、結果そのままタイムアップ。
試合は1-1の引き分け。ただ、FC東京U-23にとっては、上位相手に貴重な勝ち点1となりました。
引き分けですが、インタビューはあるようです。この辺は野球と違うところ。
呼ばれたのは同点ゴールを決めた矢島です。
ただ個人的には、キーパー廣末も合わせて呼んであげればとも思いました。あくまで引き分けなので大々的にはできないのかも知れませんが、彼の堅守があればこそ引き分けに持ち込めたわけですし。
なお、公式結果はこちらです。
熱気溢れる試合とまではいきませんでしたが、観客数は2,074人。地元住民の無料招待もあったようです。
高知でも、早くここまでできるようになってほしいものです。ただスタジアムに関しては難しいところ。私が大富豪なら、春野球技場をJ1でもメインで使えるよう、フットボール専用スタジアムとして大改造するのですが……