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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

2017・中九州冬の旅(11)佐伯駅にて

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 1日ぶりに着いた佐伯駅。今回は乗り換えの時間が結構あります。それを良いことに、駅の内外を見回してみます。

 

 

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 駅前にはSLの動輪がありました。レールを含め手入れが行き届いているようで、見た目はまったく古さを感じません。

 

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 動輪は地元から寄贈されたものとのこと。その後の整備も地元で行っているのでしょうか。こちらも塗装が丁寧にされていて、サビ一つありません。

 

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 暮れも押し詰まり、駅前には正月飾りが置かれています。それにしても大きな飾りです。

 

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 改札内に入ると、かつて映画のロケが行われたことを示す看板がありました。気がつけば『釣りバカ日誌』も過去のものになりました。

 

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 その奥には、国木田独歩の詩を記した木板もあります。独歩は数ヶ月間佐伯で暮らし、その間に城山にもたびたび登ったとのことです。

 

www.yappa-saiki.sakura.ne.jp

 

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 日豊本線はこの夏の台風で寸断され、その後徐々に復旧したものの、佐伯から臼杵の間は最後まで普通でした。それが復旧し、全線で運転再開となったのは私が訪問した1週間ちょっと前のことです。それだけあって、駅の中には全線復旧を祝うボードがいくつも並んでいます。

 

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 別のボードには、特急にちりん・ソニック等が描かれています。

 

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 市内各地の高校がボードを作成しています。全線復旧で通学の苦労が減っていると良いのですが。

 

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 駅には市の特産品の案内もあります。しいたけが特産品だそうですが、駅を見渡すとこれだけではなく、別のボードも出ています。

 

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 こちらがそのボードですが、どうにも見覚えのあるタッチのイラストです。そしてさらに見ると「一朗」の文字。もしや……!

 

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 やはりそうでした。われわれ世代以上には『お笑いマンガ道場』でお馴染みの富永一朗先生のイラストです。ただ、最近だとカープファンとしての方が有名かも知れませんね。それにしても、佐伯市が出身地だったとは知りませんでした。

 

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 駅の壁から足元に目を移すと、かつて佐伯を通っていた列車の停車位置を示す表示が残っていました。こちらは夜行急行「日南」の停車位置。寝台車両と普通席の車両の混成列車で、運転区間は博多から日豊本線回りで西鹿児島(現在の鹿児島中央)まで。宮崎から南は普通列車扱いになっていて、普通列車に寝台車両が連結されていた列車としては、おそらく最末期のものではないかと思います。

 

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 こちらは関西からの寝台特急「彗星」。私も昔、「日南」とともに九州旅行でお世話になった列車ですが、それがゆえに宮崎県に逗留する機会が昨日までなかったという面もあります。

 

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 こちらは字が読み取りにくくなっていますが、東京からの寝台特急「富士」のもの。一時は西鹿児島までを走り抜き、国鉄最長の列車でもありました。

 

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 こちらはさらに読みづらいですが、やはり「富士」のものだと思われます。夜行列車が九州から全て姿を消し、全国的に見ても絶滅寸前となった現在、かつての栄華を辛うじて偲ばせる跡が残っています。

 

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 引き続き、佐伯折り返しの上りの電車を待っていますが、発車時間を過ぎても現れません。単線が続くこの区間、電車が一本遅れると、遅れは他に波及していきます。

 結局電車が着いたのは、所定より11分遅れ。そして発車も9分遅れで、大分・別府から亀川へと向かうことになりました。