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それでも、東アジアのななめ上を目指す。

シリーズ土佐の駅(168)高知橋(医療法人野並会 高知病院前)駅(とさでん交通桟橋線)

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 高知市中心部を縦断するはりまや通りが江ノ口川を渡る高知橋。その名前と、最近新たに副駅名が付いているのが、高知駅前を出た電車が最初に通る停留所です。

 

 

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 広い橋の北詰にある交差点。電車は南北それぞれ、交差点を渡った後で、停留所に到着します。

 

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 線路の両脇は高知市内有数の幹線道路。路線バスも次々とやって来ます。中には桂浜や五台山とJRの駅を結ぶ観光用の路線もあって、都会ではもう見ることのできないオールドタイマーが、今も現役で走っています。

 

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 橋の上までやって来ました。東側にも橋があって、地下駐車場へと通じています。はりまや橋はここから電車で2駅先ですし、橋の形もはりまや橋とは似ても似つかぬものですが、駐車場のある辺りが「はりまや町」です。

 

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 橋の西側は石組みの護岸が真っすぐに続いています。空高く伸びるワシントンヤシに立ち並ぶ病院、いかにも高知市の風景です。

 

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 桟橋通五丁目への電車が、橋の上にあるホームにやって来ました。高知駅前を出たばかりの電車ですが、横断歩道を渡って乗車する乗客のために、信号が変わるまでしばらく待つことがままあります。

 

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 反対側の高知駅前行ホーム。電光式の行燈には、新たに加わった副駅名も記されています。

 

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 交差点の向こうには、副駅名の元となった病院があります。ここは高知県内の鉄道駅で初めて命名権契約の対象となり、無事スポンサーも見つかったことで、今年10月から現在の副駅名も掲げられることになりました。

 

■ とさでん交通が電停の命名権販売 高知県内の鉄道で初|高知新聞

 

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 高知駅前行ホームからはりまや橋方面までは一直線。行き交う車や行燈で隠れていますが、隣の蓮池町通はすぐ近くです。

 

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ホームの北側を見ると、JRの高架のドームがすぐ近くまで迫っています。そのすぐ手前で終点高知駅前へと電車は到着し、桟橋線の線路は終わります。

 隣の駅までこれだけ近いところに停留所ができたのは17年前、意外と最近のことです。以前は高知駅前の停留所がJR駅の手前の交差点で東に折れたところにあり、高知駅前と蓮池町通の間はもっと短かったのです。それが2001年、JRとの乗り換えの不便を解消しようと、電車が高知駅の目の前まで乗り入れるようになり、距離が空いたところにできたのが、この停留所です。

 もっとも、「高知橋」を名乗る停留所は以前にもあったとのこと。直接的なつながりはないかも知れませんが、その意味ではかつての停留所が復活したと言えなくもありません。

 

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  新しくなった駅名板。副駅名まで並ぶと賑やかです。昔から「日本一長い駅名」というのが話題になりますが、副駅名も含められるなら、この駅が日本一になりそうです。もっとも、命名権契約で付けた副駅名も含めて良いとなれば、日本中のローカル私鉄が話題作りと収入確保で命名権ビジネスに走りそうですが。

 

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 高知橋を渡った電車が、停留所で止まります。ここを越えれば次が終点、ラストスパートに挑みます。

 

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 電車が去った停留所。ここから高知駅前まで電車に乗る人がいようはずもなく、降車した人がいなくなれば、しばらくホームから人気がなくなります。

 

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 高知駅前に着いた電車は、あまり休む間もなく折り返します。そんな電車を待ち受けるのが、橋の上にある南行ホーム。「桟橋」を冠する停留所名が多いからか、五丁目と手前の車庫前とで電車の行先が分かれるからか、案内板はざっくり「さんばし」行と示しています。

 

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 そんなホームに、高知駅前で折り返したばかりの電車がやって来ました。しばらく乗客を待ったら、はりまや橋を渡り、桟橋各駅をつないでいきます。

 

参考資料: 

土佐電鉄が走る街 今昔―現役最古の路面電車定点対比50年 (JTBキャンブックス)

土佐電鉄が走る街 今昔―現役最古の路面電車定点対比50年 (JTBキャンブックス)