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それでも、東アジアのななめ上を目指す。

「県民が歌う第九演奏会」に行ってきました

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 年末と言えば「第九」ベートーヴェン作曲交響曲第9番ニ短調なのは高知県も変わりません。というわけで、12月17日に高知県民文化ホールオレンジホールで行われた「県民が歌う第九演奏会」に出かけてきました。

 

 昨年の高知県では高知交響楽団ベートーヴェン・ツィクルス(連続演奏会)の総仕上げとして第九を演奏。新鮮な感覚に浸ったものでした。

 

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 一方、今回は高知県下から合唱出演者を募るという、いかにも日本の年末の第九という企画。ホールに来てみると、合唱参加者の家族・友人・知人が多く詰め掛けているようで、ホール前は会場前から長蛇の列です。ようやく中に入って見つけた席は、かぶりつきに近いところ。予想外でしたが、まぁ普段はなかなか座らない辺りですし、これも経験です。そして開演になる頃には、ホールはほとんど埋まっていました。

 さて演奏ですが、いきなり第九ではなくて、オープニングにヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲「春」「冬」が入ります。2曲は続けて演奏、指揮者の澤和樹先生がヴァイオリン独奏の「弾き振り」という趣向です。なぜこの2つを選曲したのかは分かりませんが、4曲まとめて演奏するとなれば、奏者の負担にもなりますし、時間もかかるので、このぐらいが妥当な線でしょう。よく聴く曲ではありますが実演に接する機会は今までなかった(はずな)ので、良い機会でした。席が近い分、澤先生をはじめ各奏者の様子もよく分かりました。いつもなら音響を考えて、中央か後ろのほうの席に座るのですが、少人数の作品であればかぶりつきも良いものです。

 そして「第九」。高知での第九演奏会は、先に触れた高響の演奏会を除けば13年ぶりとのことで(高知新聞)、参加者の負担や練習機会を考えて、おとなしめの演奏になるような予想でした。

 しかし、やはりそこは「第九」、演奏すれば熱を帯びないわけがありません。とりわけ終結部はテンポも上がり(高弦やピッコロは大変だったと思いますが……)、何と言いますか、年末の「第九」はこうでなくちゃ、という盛り上がりのうちに大団円となりました。

 「第九」に限らずクラシック音楽を聴くとなると、普段はCDやウェブ、あるいはTV番組の録画に頼りがちなのですが、高知でもこのぐらいはできるんだ、という好演が聴けたのは満足しています。そしてこれで日本の年末気分も嫌が応にも高まってきました。新年を迎える準備をしていかないといけません。もっとも、その前に学生の論文の〆切が迫っているわけですが(汗