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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

初めてのモンゴル「観光旅行」(12)「ミニ・ゴビ」の黄昏

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 ツーリスト・キャンプを後にして草原を走るうち、日は次第に傾いていきます。そんな中、国道に戻る手前で「ミニ・ゴビ」というところに立ち寄ります。

 

 

 ガイドさんからの説明では「ミニ・ゴビ」という場所、ツーリスト・キャンプにあった地図を見てみると、モンゴル語で「モルツォグ・エルス」というところのようです。「エルス」は砂のことで、英語では"SAND DUNE"と書いてあるので、草原の中に砂丘があるのでしょう。もっとも、厳密にはゴビ=砂漠ではないので、どこまで砂丘=sund duneなのかは行ってみないと分かりません。

 

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 車で走ること15分程、目の前に小さな砂丘が見えたところで停車しました。一面の草、たまに木々が生えているところ、いきなりの砂山です。とはいえ歩いて登れる高さなので(むしろ来るまで上がる方が大変かも、砂ですし)、ここで車を降ります。

 が、いきなり目に入ったのが捨てられたペットボトル。他にも砂山の手前でごみが捨てられているのが目につきました。どこであれ論外な話ですが、まして自然保護区の近くなだけに、本当に残念です。

 

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 話を戻して、砂丘の上まで登っていきます。足元が足元なので、歩きながらの撮影は失敗……

 

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 というわけで、ひとまず上まで上がって落ち着いてから仕切り直し。草原がいきなり砂地になっているのがお分かりになるかと思います。

 

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 今登ってきたところを振り返ります。手前の砂地と柵がしてあるところ(何なのかは不明)を除けば、何と言うことはない草原です。

 

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 草原と砂地の境目。「砂地」と書いていますが、全くの砂漠になっているところはかえって少なく、草や灌木がある程度覆っているところが多いようです。

 

 

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 砂山の反対側を見ると、確かに草原とは異なる砂地です。ただ、ここも植物が結構覆っています。いわゆる「砂漠」のイメージからすると、ちょっと意外に思われるかも知れませんが、確かにガイドさんのいう通り「ゴビ」ではあります。

 先程「ゴビ=砂漠ではない」と書きました。実際「ゴビ」というと、砂地は砂地でもある程度植生のある土地が連想されます。こういうイメージを伝えるために、私が「ゴビ」を説明する時には「半砂漠」という日本語を使うこともあります。ちなみに、草木も何もない砂ばかりの土地は、モンゴル語では「ツル」"цөл"という別の単語を使う方が確実だと思います。

 

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 ややこしい話になりましたが、草があるなしはともかく、土壌が明らかに違うのはお分かりいただけることでしょう。ただ、なんでこういう土地になったのかは分かりません。人為的なものではないとは思いますが。

 

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 さらに奥にある砂山の向こうに、日が沈んでいきます。

 

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 9月半ばとは言え日没の遅いウランバートル近郊ですが、既に時間は夕方7時過ぎ。青空が茜色に染まっていきます。

 

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 今日最後の輝きを見せる西の空に背を向け、車に戻ります。

 ここからウランバートルまでは2時間ほど。国道に戻るころにはすでに日は暮れました。地上に見えるは、ひっきりなしに続く車列のライトと、まばらに見えるゲルの灯りぐらいです。

 ただ空を見れば、まさに文字通り満天の星。そんな時、国道から少し逸れたところで車がしばし停車。星空を眺められるよう、気を利かせてくれました。

 車を降りてみれば、やや肌寒い空一面に星が広がります。空一面、というのは言い過ぎではなく、真上から稜線のすぐ近く、山まで登ればすぐ手が届くのではないかというところでも星が輝いています。

 ただ……これ、写真に撮るのは無理です(汗

 よほど能力のある人が高価な機材を使えば話は別でしょうが、私には到底無理な話です。何より、私が夜空の一部を切り取ってみたところで、「満天の」星空を伝えることができる気もしません(だからって文章でも伝わるとも思わないのですが)。

 というわけで、モンゴルの草原の夜空がどういうものかは、ここではこれ以上申しません。モンゴルの草原に行っていただけば分かる、これがいちばん誠実な説明とすら思っているところです。

 

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