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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

初めてのモンゴル「観光旅行」(8)草原へ

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 明けて3日目、ウランバートルを離れて草原に出ます。今更草原ぐらい珍しくないと言えばその通りなのですが、調査でもエクスカージョンでもない純然たる観光、妙に落ち着かない感じもあります。ともあれ、時間通りに来た車に乗り込み、出発しました。

 

 

 ウランバートルの大通りを走り抜け、途中のスーパーで飲み物を買い込んでから、車は郊外へと進んでいきます。そして国道を走る途中、道路が分かれているとも何ともつかないところで進路を変え、いよいよ平原に入っていきます。

 

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 国道沿いに延びる柵。付近の耕作地を守るものです。遊牧のイメージが強いモンゴルですが、20世紀後半から小麦を中心とする機械化農業が各地で導入されています。

 

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 むき出しの土壌と緑のコントラスト。土壌が肥沃でないモンゴル高原では、土地を休ませながらの畑作が一般的で、この時期の耕作地では茶色と緑のしましまの風景を目にします。

 

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 奥の方に縞状の耕作地が見えています。説明ではタマネギ畑ということですが、見た目は麦っぽい。秋撒きの麦なら、このぐらいの青さでもまぁ分からなくはないのですが、それにしてもタマネギとの輪作はあるのか。この辺、質問してみても良かったかなぁと、後から思ったりします。

 

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 そんな畑を抜けて、いよいよ草原に出てきました。水場がないためか、家畜の姿はありません。

 

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 草原の中に囲いがありました。遊牧民はゲルで移動しながら家畜を飼育するのですが、風や寒さの厳しい季節を過ごすため、こうして固定式の柵を構えておくのも珍しくありません。ただ、それならそれで、風の当たらない山の斜面などに柵を設けるのが合理的で、地形的に風の通り道になりそうな谷間に、こんな柵があるのも不思議な気がしないではありません。あるいは、冬ではなく春や秋用の柵かも知れませんが、この辺は「プロ」がどう見るのかが知りたいものです。

 

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 車は峠道へと入ってきました。近づいてきた山を見ると、ところどころに集中する木々が黄色く色づいています。

 

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 冬は零下30度をゆうに下回る中を寒風吹きすさぶ草原ですが、そんな風が当たらないところもあり、このように木々が生えていられるのです。

 

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 山々の間を縫って、車は南へと走ります。北東側の斜面を見ると、今度は低木(と言えば良いのか)がそこかしこに生い茂っています。

 

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 Windows XPの背景画像が懐かしくなってきた人挙手。まぁあれほど草は密生してませんが。

 ちなみに、あの草原はその後こうなったそうです。

 

gigazine.net

 

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 さらに下っていくと、広い平原に出てきました。山は遠くに去り、その手前まで草地が広がっています。

 

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 自動車はそんな平原を走っていきます。まっ平らで走りやすいように思われるかも知れませんが、雨が降って水が流れた跡と思しき場所がところどころ削れていて、速度を落としてゆっくり渡ることになります。

 

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 しばらくすると、ガイドさんが携帯電話を取り出して話し始めました。この日昼食をよばれる遊牧民の家族に連絡しているようです。左手にはその訪問先と思しきゲルが見えてきました。いやはや、遊牧民を相手でも細かい連絡ができる時代が既に来ていたのです。

 

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 はたして車はそのゲルのところで到着。お昼前のひととき、仔馬が縄につながれて昼寝の最中です。

 

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 犬が歩き回っています。日本のような狂犬病清浄地域ではないモンゴル、まして草原ですぐにワクチン注射など望むべくもないので、犬には細心の注意を払わないといけません。ただ安全が確認できたので、ゲルに入って昼食をよばれることにしました。

 

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