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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

【地域実習振り返りレポート】企画のヒントを求めて日帰り土佐脱藩(久万高原町・2017年5月24日)

 学外実習は何も受け入れ先の地域でだけ行うものではありません。必要とあらば県外にだって飛び出します。今回は学生が企画立案のヒントを探すために、県境を越えて久万高原町まで行ってきました。

 

 

 まずは例によって学部の公式レポートから。

 

www.kochi-u.ac.jp

 

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 今回は久万高原町にある「ふるさと旅行村」の施設見学とご担当者インタビューがメインでした。

 

www.jpttours.jp

 

 ただし、施設を調べるのもアポイントを取るのも学生の仕事。私も見学・インタビューには参加しますが、あくまで学生が自分の企画立案に活かせる情報・経験を自分の力で得ることが大事なのです。

 そんなわけで、学生の提案で訪れたふるさと旅行村。ゆとりすとパークおおとよと同じく、現在は指定管理者が施設の運営を行っています。あえて予備知識を入れずに行ったのですが(下手に頭でっかちになると、学生のインタビューを遮ってしゃべりそうになったり、邪魔をする危険がありますからね)、結論から言えばヒットでした。インタビューの内容はまだ内緒ですが、現場の方々の創意工夫が伺えましたし、多様な主体を巻き込むという、われわれの学部では不可欠なプロセスを実現するヒントも得たと思います。さらに学部での取り組みにも関心を示していただけたようで、学生には励ましの言葉も頂きました。本当にありがたいことです。

 その後は施設見学にも行きました。天気だけは残念でしたが、ゆとりすとパークおおとよ同様宿泊施設のある山間部の施設を見学できたことで、パークをどう改善すればいいのかを考える手掛かりは集められたようです。それも含めて、学生には単なる類似施設の見学のみならず、モチベーションを高める良い機会になったと思いますし、学生の話や表情を見る限り、大いに収穫のある実習になりました。あとは、今回の成果を学生がどう料理し、企画に落とし込み、実習パートナーに対して説得力のある提案を作っていくかが問われてきます。

 

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 実習先の風景から。子アヒル、ではなくて子ガモがよちよち歩いています。雨の中ですが、そのうち桶で水浴びを始めました。

 

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 親ガモのようですが、こちらはマイペース。子どもが安全な場所にいるのを良いことに、そこらじゅうを歩いたり、釣り堀で泳いだり。

 

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 どういうわけか、城と天体望遠鏡がありました。流石にパークには作れませんよね(笑)

 

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 城は入場無料で上まで上がれます。天気が悪いのがつくづく残念です……

 

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 場内の片隅をふと見ると、これはまっくろくろすけ?こういう細かい演出は見習いたいですね。