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【モンゴル大統領選挙2017】立候補者3名出揃う

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 今年6月26日に実施されるモンゴル国(以下「モンゴル」)大統領選挙の立候補者3名が、選挙管理機関の選挙中央委員会から正式に発表されました。今回から不定期で、第5代モンゴル大統領を決める選挙や、モンゴルの大統領制度について解説していきます。

 

 詳しくはあらためて述べますが、モンゴルでは一院制国会の国家大会議に議席を有する政党に大統領選挙の立候補者を擁立する権利があります。現在は与党モンゴル人民党と、野党の民主党およびモンゴル人民革命党の3党が該当しますが、加えて無所属の議員も1名いるため、その動向も注目されるところでした。

 そして、立候補受け付け期間中に届け出たのは上記の3党。モンゴル人民党からはエンフボルド国会議長、民主党からはバトトルガ元工業・農牧業相、モンゴル人民革命党からは党首のエンフバヤル前大統領が、それぞれ立候補を届け出ました。

 ところが、3人のうちエンフバヤル前大統領は2012年に汚職事件で有罪判決が確定しており、その後恩赦を受けたものの公民権停止期間が残っているとの判断から、選挙中央委員会は立候補の届け出を棄却しました。エンフバヤル前大統領や支持者は反発しましたが、別の候補者の擁立が認められたことから、モンゴル人民革命党は並行して代わりとなる候補を選定、新たに入党したばかりのガンバータル前国会議員の立候補を届け出ました。これには党内からの異論が出たものの、立候補は承認され、これで3名の候補者が出揃いました。

 モンゴルは国土をロシアと中国に完全に挟まれた内陸国で、心情的には日本への親近感もやや強めに持っているものの、歴史的につながりの深いロシアとの関係を維持しつつ、中国の一帯一路構想の支持やモンゴル経由ルートのアピールによって経済再浮上を狙うなど、外交面では現実主義的な動きを示し続けています。

 こうしたモンゴルにおける大統領選挙について、当ブログでは立候補者、大統領および選挙制度、今回の大統領選挙が日本にとって持つ意味等に焦点を当てつつ、不定期に数回説明してまいります。

 以下、各エントリのリンクを貼っております。ぜひご参照ください。

 

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