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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

粘投合戦:2017.04.22.高知ファイティングドッグス対愛媛マンダリンパイレーツ観戦記

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 相変わらず好調の高知ファイティングドッグス。昨日は高知球場でデーゲームがあったので、観に行ってきました。なお写真は特に意味はありませんが、昼間の球場で食べるカレーって、何でおいしいんでしょうね。

 

 

 さて、この試合の2日前にニュースが飛び込んできました。

■ マニー・ラミレス選手契約期間について高知ファイティングドッグス公式サイト・2017年4月20日)

 

 ファイティングドッグスでの契約期間は、NPBで外国人選手の支配下選手登録が可能となる期限ぎりぎりの7月31日。あくまでNPBでのプレーを目指すということで、8月以降どうなるかは分かりません。

 個人的には、そりゃそうだ、という感想です。独立リーグとはそういう場なのですから。

 むしろ、単に野球がやりたいだけでよりは、あくまで上を目指してもらった方が、質の高いプレーが見られるはずです。まずはNPB進出を目標としてもらい、結果次第で今後を考えてもらうのがかえってあるべき姿な気がしています。

 

 

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 で、本日のスタメンなんですが、この日は新聞・テレビの取材陣が複数来ていたのですが、マニーはスタメンに入っておらず肩透かしです。実はNHK高知のテレビ中継に、レッドソックス時代の元同僚の岡島氏とともにゲスト出演する予定が入っていたのです。

 

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 代わりに出てきたのがこのキャラクター。ゴーグルをつけて、チョッキのようなものを着ています。

 

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 投球練習中のキャラクター。選手を相手に、徐々に投げる距離を伸ばしています。言わずもがなですが、始球式に出てくるんでしょうね。

 

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 さて、試合開始前セレモニーです。愛媛マンダリンパイレーツは今季から河原新監督が就任。新人の時から選手時代を見てきた人たちが監督・コーチに就任していくのですから、私も年を取ったものだと否応なしに実感します。

 

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 そのセレモニーも、当初はマニーの姿はなし。あれれと思っていたら、国歌演奏の際に慌てて登場、スタンドからは笑みがこぼれていました。テレビ中継に出ていたのか、あるいはうどんでも食べていたのか。いや、途中で食べ残したら勿体ないし、後から食べるにものびて不味くなるんで。

 

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 始球式。ちなみにこのキャラクターは岡崎市にあるマリンショップから来たのだそうです。球団社長のお知り合いですかね。

 

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 この日の先発は嘉数。実績ある選手なので期待されましたが、初回いきなり落とし穴が待っていました。

 

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 先頭の林に2塁打を打たれ、2アウトまで漕ぎ着けたものの、4番ポロに四球を与え、5番古川に右中間を破る3塁打を浴びて2失点。

 

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 続く四ッ谷にもタイムリーを打たれ、いきなり3点を奪われてしまいました。

 

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 一方、愛媛の先発阿部は初回を三者凡退、無難に立ち上がります。このあと嘉数も何とか立ち直ると、今度は両投手ともピンチを作りながら何とか切り抜ける展開が続きます。

 余談ですが、嘉数の偶数回での登場曲が、昨季ともに勝利の方程式を担った平良のものでした。平良はシーズン終了後に退団したのち、社会人の沖縄電力に移籍したとのことで、チームが都市対抗や日本選手権の本戦に出場すれば、また見かけることもあるかも知れません。ちなみに、現在は都市対抗の予選が行われていて、沖縄電力は1次予選を勝ち上がり、九州予選に沖縄第1代表としてコマを進めています。代表決定戦では平良の出番もあったようです(日本野球連盟第88回都市対抗野球大会沖縄1次予選」PDF形式)。

 

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 何とか反撃したいファイティングドッグスは5回裏、先頭ハン・ソングのショートへの内野安打を足がかりに、2番山下のタイムリーでまずは1点を返します。さらに1死満塁の場面を作ったのですが、後が続かずチャンスを逃してしまいます。

 

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 すると愛媛は6回に2番手四戸を投入。早めの継投で逃げ切りを図ります(もっとも、いまざっと見てみたら、河原監督は割と早めのイニングから継投に入るようですが)。

 

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 対する高知は嘉数が6回も投げて無失点。6回3失点ですから先発としては及第点で、この日はお役御免となり、7回には和田が登板しました。

 

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 ところが、その和田は先頭打者林に2塁打を打たれると、太田の犠牲バントではキャッチャーの3塁送球の指示にも関わらず2塁走者を刺せず、3番白方には四球を出して1死1, 3塁のピンチを招きます。このあと4番ポロは緩いピッチャーゴロに打ち取ったものの、突進してきた3塁走者は刺せず、やむなくファーストに送球。一種の独り相撲で1点を失ってしまいました。

 

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 それでも反撃の機会を狙うファイティングドッグス。7回には再度の1死満塁のチャンスを作ると、4番ザックが四戸の投球を見極め、押し出しで1点を奪い返します。しかし、続く5番祐人のセンターフライは浅過ぎて犠牲フライにはならず、6番宮下はセカンドゴロ、またも絶好の機会を潰してしまいました。

 

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 直後の8回表は3番手に加藤が登板。難なく三者凡退に抑えます。

 

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 その後のプレゼントタイムにはなんとマニーが登場。ファイティングドッグスの主催試合では、イニング間に球団社長や選手がプレゼントの入った袋をスタンドに投げ入れるのが高齢なのですが、この日3回目のプレゼントタイムで投げ入れ係を務めたのがマニーだったのです。マイペースだなんだと言われるマニーですが、こういう細かいところで高知のファンのポイントを稼いでるように思われます。

 

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 そして、8回裏にマウンドに上がったのはなんと正田樹NPBでは北海道日本ハム阪神東京ヤクルトの3球団、さらにアメリカ・台湾と渡り歩いた不屈の左腕が、今季は勝ちパターンの継投で投げているようです。私にとっても思い入れの深い選手ですが、今はそんなことを言っている余裕はありません。しかし、8回の裏は結果的に3人で終わる攻撃で、無得点に終わってしまいました。

 

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 9回の表、ファイティングドッグスの4番手は新入団のラフ。選手名鑑にはひげもじゃの写真で載っていますが、登場してみると、ご覧の通りスッキリしたものです。もっともこの日はいきなり2塁打と暴投というもやっとした立ち上がりでしたが、何とか踏ん張って無失点で反撃を待ちます。

 

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 9回裏の愛媛は正田が続投。高知の先頭打者は深江です。対戦経験があるかどうかは分かりませんが、NPB在籍の時期は被っていて、元オリックス対元東京ヤクルトの対戦になりました。結果は深江の2塁打となり、逆転への期待が一気に高まります。

 

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 しかし、左打者が続く高知打線を正田はきっちり抑えます。最後は5番祐人に右打者安藤を送る駒田監督執念の采配も実らずゲームセット。高知ファイティングドッグス、惜敗です。

 

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 最終スコア。嘉数の初回が惜しまれますが、それ以上に2度の満塁を活かせなかった打撃陣が頂けません。とはいえ、独立リーグスクイズや内野ゴロの間に1点を狙うとかやっても仕方ないわけで、上を目指したければチャンスをモノにする打撃を身につけなければいけないのです。打撃力そのものの向上もさることながら、意地でも抑えようとする投手陣をどうねじ伏せるか、練習段階からいろいろ考える必要があるのかも知れませんね。

 ともあれ、2年前から比べたら、だいぶ「闘う集団」にはなってきたように思います。次に期待です。