土佐佐賀駅から土佐くろしお鉄道の鈍行に再び乗り込み、左手に海辺の光景を眺めながらさらに南西へ。15分ちょっとで次の目的地の最寄駅、浮鞭に到着しました。ここから道の駅ビオスおおがたまで、雨の中を歩きます。
築堤上にある駅から地上に降りてきました。ここからビオスおおがたまでは、海まで続く平地を750メートルほど歩きます。
晴れたらさぞ爽快だったでしょうが、いやせめて雨が止んでくれたら歩きやすかったのですが、この天気。ただ冬眠から覚めたカエルには絶好のコンディションのようで、田圃の方から無数のカエルの鳴き声が響き渡ります。
先月末までほとんどつぼみだったのに、月が替わるかどうかというところで急に先出した高知の桜。暗い写真で済みませんが、この辺でも満開になっていました。天気さえ悪くなければ、花見には丁度いい週末なんですよねぇ。
ともあれ、歩くこと約10分。国道56号線と太平洋に挟まれた、道の駅ビオスおおがた前まできました。
道の駅に着くと、幡多のキャラクターはたっぴーがお出迎え。
■ 高知県 四万十・足摺エリア観光 はた旅!|はたっぴーについて
ビオスおおがたは2つの建物に分かれていて、国道に近い方が物産館、海に近い方が情報館です。物産館には高知のお土産はもちろんのこと、地元で作られた生鮮品やお弁当・お惣菜、クラフトから、近隣を拠点とするアーティストの作品もいろいろあったりします。
一枚板の看板を出している「ひなたや」は食堂で、かつおのたたきバーガーや釜炊きのごはんを使った定食が揃っています。
これは以前来た時に撮った写真ですが、しらす丼の定食。地元のちりめんに青のりが乗っています。釜揚げちりめんというと東部の安芸市のイメージがあるのですが、黒潮町でも獲れるんですね。
ちなみに、ここでも種苗を置いていました。先程は2号を見かけたさつきみどりの本家がありました。
一方、ビオスおおがたに来るたびにいちばん楽しみにしているのはアイスクリーム。バラエティが多くて、土佐特産の柑橘類の文旦や小夏、さらには高知県民のソウルドリンク(で合ってるはずだ!)、リープルのアイスクリームもあります。なので今回も迷ったのですが、試しにどぶろくアイスにしてみました。ちなみに、どぶろくアイスはカップだけですが、他のものは基本コーンで売っています。
肝心の味はというと、最初の方はプレーンなアイスクリームっぽいのですが、後からどぶろくがきます。時間差をおいてガツンとどぶろくが来るので、美味しいやら笑えるやら。ただあくまでアイスなので、お酒がダメな方でも全然問題ないのは妻が実証済です。
お昼前のデザートを食べたところで、隣のビオスおおがた情報館に入ります。見上げればクジラの骨格まるごとが天井からつりさげられています。
この情報館は、観光案内に加えて、付近の砂浜に流れ着いた漂流物が展示されていたり、町内を中心にアート活動を行う砂浜美術館の活動拠点になっているところです。
■ 道の駅ビオスおおがた情報館 | 高知県の観光情報ガイド「よさこいネット」
館内にはクジラの骨格のほかに、多くのTシャツも飾られています。毎年5月の連休後半になると、希望者がデザインしたTシャツを近くの入野の浜に並べていく「Tシャツアート展」が開かれます。去年の模様はこちら。
Tシャツのデザインはネット等で募集していて、昨年に続いて今年も応募しました。今年の連休はいろいろ仕事が入る見込みですが、何とか日を見繕って訪れるつもりです。そういうわけで、近い再会を期しつつ、今回の本来の目的地に向かうことにしました。
あと、1つ前に訪れた道の駅なぶら土佐佐賀については、こちらをどうぞ。