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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

シリーズ土佐の駅(126)香我美駅(土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線)

こーち てつ

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 2006年まで存在した香我美町。いまは合併して香南市となっていますが、駅名にその名を残しています。

 

 

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 香我美駅のキャラクターはかがみ みかんちゃん。高知県民が目の色を変えるという禁断の果実、山北みかんの産地であることを誇るかのようです。

 

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 果実のある所にはお菓子もあります。駅前にはジェラート工房ドルチェかがみのお店が建っています。ただ香我美まで来たことは無くても、移動店舗やイベントの小間を見かけたことのある県民は少なくないでしょうね。

 

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 長く伸びる高架上に設けられた駅。周囲にはあまり建物もなく、遮るもののほとんど無い青空の中に浮かんでいるようです。

 

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 駅の西側を見ると、いかめしい表情の銅像と、石碑が置かれていました。

 

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 像の主は無人島長平こと野村長平。乗っていた船が嵐に巻き込まれ鳥島に漂着、その先で仲間にも先立たれましたが1人で生き延び、そして新たに漂着した人々と船を造って島を脱出、12年ぶりに生還したという人物です。

 

(参考) 漂流ものがたり-南船北馬舎-

 

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 まっすぐに海を見つめる像。彼の表情のみならず、ごつごつとした台座までもが、過酷な運命と、それに打ち克った不屈の意思を表しているかのようです。

 

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 駅に上がってきました。香我美駅周辺は平野部ですが、夜須から安芸方面に行くにつれて、次第に山が迫ってきています。

 

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 赤岡から後免方面にも山は見えますが、線路はそれを避けるようにカーブしていきます。

 

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 駅の北側に空いた土地が広がっています。畑のようですが、それにしては植わったところが不自然に曲がっていたり、何かを描いているかのようです。

 

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 ここはチューリップ園。毎年3月半ばから4月の上旬にかけて、チューリップまつりが開かれます。10回目となる今年のポスターは、ごめん・なはり線の各駅に早くから掲示されていますが、この時はまだ花が咲くには早過ぎたようです。

 

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 われわれがこの駅を訪れたのは2月のこと。背後の山は雪を被ってすらいました。南国土佐とはいえ、冬の寒さが去る気配はまだ先のことでした。

 

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 遠くから風に乗って聞こえてくるディーゼル音が次第に近づき、安芸方面への列車がやって来ました。

 

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 到着した列車で東へ。こんどは一面のチューリップが咲き乱れる頃に、またここを訪れたい。そんな願いを胸に、香我美を後にしました。

 

 そして、高知も冬から春に移り変わる中、先週からチューリップ祭りが始まりました。

 

 第10回かがみ花フェスタ チューリップまつり香南市観光協会『香南ぶらっとナビ』)

 

 何かと予定が入る時期ですが、何とかわれわれも一度は訪れたいものです。