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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

シリーズ土佐の駅(113)咥内駅(とさでん交通伊野線)

こーち てつ

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 宇治団地前からとさでんで唯一の峠を登り続けた電車は、高知市に入ってようやく下り坂に入ります。その坂を降りはじめたかと思ったところで、電車は土讃線のガードをくぐると、すぐ先に咥内駅が構えています。

 

 

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 朝倉から高知市中心部へ続く旧国道。コイン精米機という田舎の風物が、これも日本の田舎という屋根で覆われています。

 

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 単線の右側にははりまや橋方面のホーム、左側には伊野方面のホームと、高知の中心街に向かうバス停の標柱が2つ並んで立っています。

 

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 この辺りで敷地に余裕のある停留所には定番というべきか、待合室一面の長ベンチはこの停留所にもありました。

 

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 バス停の標柱が2つあるうち、右側はかつての土佐電バス、左側は旧高知県交通系のもの。今は土佐電も県交通も統合されましたが、バス停までは統一することもなく、今も標柱は並んでいます。

 

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 時刻表が掲げられているのは、電車の待合室の壁。今は県交北部交通が、この辺りのバス路線を担っています。

 

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 東西から登ってきた道路ととさでん線路の上を、さらに土讃線が跨いでいきます。この先にトンネルはないのですが、鉄道模型ジオラマのように、線路は山の中へと入っていくかに見えます。

 

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 さらに山の上に、ゴルフの打ちっ放しと住宅が見えます。地方とはいえ中心都市、以前は多分に漏れずドーナツ化現象というのがあったようです。

 

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 いの町内での仕事を終えたとさでんの保線用トラックが、峠を越えてやってきました。その奥には、高知道の高架が土讃線をはるかに超える高さで空を貫いています。

 

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 その先にはいの町の案内標識。ちょうどこの辺りが峠の頂点、あとはそれぞれ下るのみです。

 

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 土讃線の鉄橋下まで歩いてみると、水準点がありました。

 表示板の右下にある石は、案内がなければそれとは気づかず、あげく何かの拍子に踏んだり蹴飛ばしたりしかねない ものですが、実は測量用に欠かせない基準です。

 

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 とさでんでは決して多くはない踏切。ここは警報機が3つもついています。

 線路の手前で左に曲がり、かつ陸橋もあって見通しが悪いだけに、警報機があるに越したことはないのですが、その割に朝倉近辺の路上区間は、ときに信号機はおろかミラーすらない交差点もあり、日々神経を使います。

 

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 駅に再び足を向けると、すぐそばの電柱に昔の駅名標がうっすらと残っていました。

 東隣の宮の奥は今も同じですが、西側の枝川学校前が、今のどこなのかは分かりません。あるいは、今は残っていない停留所なのでしょうか。

 

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 駅に戻ってきました。東行のホームは間際まで美容室の建物が迫っていて、風が強いと線路に布団がふっとんだりしないかとすら思います。

 

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 ディーゼル音がしたので振り返ると、土讃線普通列車が須崎方面へと走って行きました。運次第では鉄橋の上下両方を記者と電車がクロスすることもあるはずで、その瞬間を撮るべく、ここでずっと粘る撮り鉄もいることでしょう。

 

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 東からの電車がやって来ました。「ごめん」ほどではないにせよインパクトのある表示板を小脇に掲げ、坂を上ってきます。

 

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 咥内駅に差しかかる電車。数え切れないほど乗り越えてきたとはいえ、電車にしては急で長い登り坂も、あと少しです。

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