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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

シリーズ土佐の駅(112)宇治団地前駅(とさでん交通伊野線)

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 高知市といの町との間には、決して急峻ではありませんが峠道があります。そのいの町側は、この宇治団地前停留所辺りから始まります。

 

 

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 単線の線路の左右に細いホームが並んでいます。この辺りの停留所には珍しく敷地が広く、道路側もかなり昔からホームが確保されていたようです。

 

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 道路側、伊野方面行のホーム。ベンチも屋根もない簡素な作りですが、れっきとしたホームです。

 

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 はりまや橋方面のホームには、トタン屋根と長椅子の備わった待合所があります。年月を経た待合所ですが、掃除道具も置かれていて、地元の人々が手入れをしているのも分かります。

 

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 伊野方面から見た停留所。待合所の壁に何やら掲げられているようですが、何が記されているかは分かりません。

 

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 東側はバス停を過ぎると、峠越えが始まります。

 かつてはトンネルもあったといういの町と高知市との境界の区間。今は自動車も電車も快調に飛ばしていきます。

 

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 南側には、今の停留所名の由来となった団地が広がります。さらに南に土讃線が走りますが駅はなく、電車とバスの停留所が、団地の玄関口となっています。

 

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 昨年開通したばかりの高知西バイパスを潜り、伊野からの電車がやって来ました。

 

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 到着したのは、600形のトップナンバー。50年以上にわたって、とさでんの路線を東西に、かつては安芸まで走っていた、とさでんの主力です。

 

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 電車に乗り込み、高知市方面へ。とさでんでは珍しく停留所のない、長い登り坂を登っていきます。

 

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 峠の頂点。伊野停留所から合流した道路沿いを走り続けた電車は、高知市の目の前までやってきました。カーブの向こうから、朝倉に向けての下り坂が始まります。