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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

シリーズ土佐の駅(96)長崎駅(とさでん交通後免線)

こーち てつ

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 高知市内を東へ東へと走ってきたとさでんの電車が、長崎駅にやって来ました。高知市内の東の端、最後の駅です。

 

 

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 九州の県庁所在地の玄関口と同じ名のついた駅。しかし、数年後には新幹線も乗り入れようかという一大拠点とは似ても似つかず、ベンチのない細いホームとノーガード電停が道路を隔て、はす向かいで線路に貼り付いているだけです。

 

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 民家の外壁と線路の間に、西行のホームが挟まっています。正面から見ると、辛うじてスペースがあるのが分かるほどの、狭いホームです。

 

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 駅の東側には、大きな国道との交差点があります。

 さらに向こうに進んだところで、高知市はおしまい。南国市に入ります。 

 

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 交差点の案内標識。市町村合併があってだいぶ経つと言っても、かつての町名の方が通りが良いことはままあります。

 

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 幅の広い道を渡るためか、電車用の信号が自動車とは別に設けられています。

 黄色い直進の矢印が灯れば、電車はゆうゆうと幹線国道を渡っていきます。

 

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 駅のそばには久しい田圃が広がります。秋半ばと言っても南国高知、刈り取られたのは、1ヶ月以上は前のようです。

 奥に見えるのは、国道32号線とその橋梁。南に進んだ先で南国バイパスと合流し、目指す最後の目的地、高知市の中心地へと向きを変えます。

 

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 安全地帯だけの後免町方面行のホームの向こうでカーブする線路。その間には、踏切というにはあまりに簡素な渡し板や舗装が、線路のところどころに敷かれています。

 

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 民家や倉庫のすぐそばを走る線路。都会では見られなくなった、電車が生活圏に入り込んでくる風景が残っています。

 

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 そんな線路を、後免町行の電車が走ってきました。

 名前だけなら長距離列車のターミナルのような、ささやかな停留所を経て、電車は高知市にしばしの別れを告げます。