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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

シリーズ土佐の駅(93)豊永駅(JR土讃線)

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 四国山地を次第に分け入っていく土讃線。僅かに走る普通列車が、かつての豊永村の玄関口、豊永駅に到着しました。

 

 

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 駅を発車して行った上りの多度津行、1両だけのワンマンカー。次の列車が停まるのは、ほぼ3時間後のことです。

 

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 駅の傍らに、古い木造の平屋がありました。ホームの側に出入口があるということは、かつて鉄道員が使っていた詰所のようです。しかし今や人の気配はなく、手入れもされているのかどうか。

 

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 豊永駅のホームは、今いる線路に挟まれたものと、その向こうに分かれています。しかし、列車も乗客も減る中で、もう1つのホームは今は使われなくなり、通路として残るのみになりました。

 

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 かつては高知側にもつながっていた線路。今は途中で断ち切られ、保線用の機械が待機するのみです。

 

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 ホームからの陸橋の手前、人の背丈ほどの屋根がありますが、その下には何も置かれていません。大きさからすれば、この下にもともと切符の券売機があったのでしょう。

 

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 跨線橋から高知方面を眺めます。線路がカーブした先にある鉄橋は、国道439号線で東豊永さらに怒田への道と続いていきます。

 

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 右手には吉野川を渡る国道32号線の鉄橋。この先、吉野川が西へと進路を変えるまで、国道は右岸を走っていきます。

 

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 阿波池田方面を振り返ります。朝から降っていた雪は止み、うっすらと明るくはなりましたが、雲は相変わらず山に囲まれた空を覆ったままです。

 

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 はるか向こうの山の斜面に貼りついた集落は、もう徳島県でしょうか。四国とはいえ山の上、雪で白くなっています。

 

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 跨線橋を渡って駅舎の中に入ります。座布団が敷かれたベンチの横、駅舎の隅に券売機が置かれています。

 

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 かつては時間によって駅員がいた駅舎。しかし、無人となってカーテンが閉じられてから久しくなっています。

 

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 駅舎の外に出てきました。尖った屋根が印象的な、山小屋風の建物です。

 

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 出入口に掲げられているのは、一枚板の駅名板。

 

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 その下に掲示されたバスの時刻表。バスは隣の大田口から東豊永の落合を経て西峰まで1日3本。山の上の集落は、バスを降りてさらに自力で上がっていかないといけません。

 

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 静まり返った駅前の道。空いている店は、国道439号線まで出たところの小さなスーパーぐらいのようです。

 

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 反対側はすぐに家並みが終わり、道も細くなっていきます。

 

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 再び跨線橋を渡ります。使われなくなったホームはガードで閉ざされ、保線機械が行き来するだけの線路は、冬も草が覆っています。

 

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 かつて賑わったであろう構内に残された、細い一本だけのホーム。何本も特急が通り過ぎる合間、両手で数えられるほどの普通列車が足を止めるのを待っています。

 

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 高知行のワンマンカーがやってきました。コンクリートの枕木や敷石が積まれるのを横目に、2番線に入っていきます。

 

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 停車間際の普通列車、待っていた僅かな乗客をこれから乗せて、嶺北を走り抜けていきます。