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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

シリーズ土佐の駅(87)東工業前駅(とさでん交通後免線)

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 高知市を東に抜け、南国市の市街地に入ってきたとさでんの電車が、東工業前の停留所に到着しました。

 

 

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 停留所を発車した電車。あとは終点まで後免の名が並ぶ停留所を通っていきます。

 

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 電車が発った後の東行の停留所。車道よりもコンクリートで若干高くなっているだけ、簡素の極みです。

 あるいは、かつては隣の道路上で乗り降りしていたのかも知れません。

 

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 停留所の端にはバスの時刻表が立っていて、その場で電車からバスに乗り換えられます。さらに線路はまっすぐに伸び、その先で道路が合流します。

 

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 南国市の中心地のすぐ近くにある停留所。すぐ東には南国市役所が建っています。

 

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 停留所の南側に歩くと、すぐに市立図書館がありました。

 

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 公立施設ということで、避難所にもなっている市立図書館。描かれたイラストは、そのタッチとネーミングセンス、同族のキャラクターを県内各地で見たような感があるのですが、サインが入っていないところを見ると、どうも違いそうです。

 

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 西行のホームは踏切を挟んで反対側。屋根と駅名標こそあるものの、ベンチもない細いホームです。

 踏切を見ると、とさでんには珍しく遮断機が付けられています。路面電車とは言え道路から完全に隔てられていて、中心街なので交通量も多いのでしょう。

 

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 駅の西側に広がる駐車場。その手前、階段を降りたところが区切られていて、駐輪場が置かれています。

 

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 高知市内を走る鉄道・バスにとって、意外なライバルが自転車。高知に引っ越してきて、雨の日ですらレインコートを着て自転車通勤・通学に走る人の多さに驚いたものです。

 そんな中で駐輪場を置くのは、家から、あるいは職場・学校から自転車で停留所まで来て、自転車を置いて電車に乗ってもらえるようにということです。

 

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 はたして、そのもくろみは上手くいっているのか。この日は休みで自転車の数は数えるほどでした。実際のところは、平日に見てみないと分かりません。

 

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 ホームに戻ると、とさでん交通の車がホーム手前に停まっていました。電柱の点検中のようです。警戒色を身にまとったいかつい風貌の点検車両ですが、前面に描かれたとさでん交通のロゴが対照的で、かえって気分を和ませます。

 

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 後免町方面への電車がやって来ました。終点まであと少し、乗降客がなければ停留所には停まらず、そのままラストスパートに移ります。

 

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 後免町行が東工業前を過ぎると、先程の電車が折り返して帰ってきました。これから目指す鏡川橋まで、1時間近くの長い道程です。