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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

シリーズ土佐の駅(81)宝永町駅(とさでん交通後免線)

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 はりまや橋から電車道を東に進んだところにある交通の要衝、知寄町1丁目交差点。その東には同じ名前の停留所、そして西側にあるのが宝永町停留所です。

 

 

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 知寄町1丁目交差点から西に1ブロック。交差点を進んだ先に、停留所のホームが置かれています。

 こちらは、はりまや橋から伊野方面、西行のホーム。この辺りの後免線の停留所としては簡素で、ベンチもありません。

 

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 東行ホーム。道を隔てて、市内各地や高知龍馬空港に向かいバスの停留所が並んでいます。

 

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 車で賑わう知寄町1丁目の交差点。このまま進めば、大通りは南国市市街地、高松方面、室戸岬方面、高松方面への国道にそれぞれ分かれていきます。

 

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 交差点は四万十から宇和島に向かう国道56号線の始発点。北に進めば、高速道路から本州への橋を経て、全国へと道は繋がっていきます。

 

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 その北行の道は、またの名を「地球33番地通り」。旧日本測地系で東経133度33分33.333秒・北緯33度33分33.333秒の地点が道のほとりにあることからついた愛称です。

 交差点から北に数分歩いて、一文橋の上まで来ました。ここから東を見ると、川の上にモニュメントがあります。それが地球33番地、かつての東経133度33分33.333秒・北緯33度33分33.333秒地点です。

 

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 川沿いに降りて、地球33番地のモニュメントの近くまで来ました

 

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 近くは水鳥の楽園。

 

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 モニュメントが頂点に頂く球体には「33」の数字。

 

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 真下には方角を示すプレート。

 

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 モニュメントを下から見ると、頭上には高知のさまざまなシンボルが浮かんでいます。

 

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 地球33番地の銘板。測地系の変更によって、現在の基準での東経133度33分33.333秒・北緯33度33分33.333秒地点は南の方に移りましたが、それでもここは変わらずに親しまれています。

 

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 地球33番地から西を眺めます。はるか先には高知城まで見渡せます。

 

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 再び宝永町の電停へ。先程眺めた西の方角に、電車で戻ります。

 

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 伊野行、とさでんでは最も西に向かう電車で、33番地を後に。ここから地球の番地は、複雑になっていきます。