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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

From PDX, OR, USA (8)(終)再び太平洋の向こうへ

 4日間のワークショップも終わり、呑み会もお開きになりました。明日は朝5時前にはホテルを発たないといけないので、下手に眠ると寝坊するかも知れません。幸か不幸か業務は徹夜できるだけあるので(徹夜して終わるとは言ってない)、取り掛かっている間にちょうど時間となりました。 

 

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 チェックアウトを済ませ、まだ眠る街に別れを告げて乗り合いタクシーに乗り込めば、ポートランド国際空港にはすぐに着きました。 チェックインカウンターで荷物を預けると、羽田ではなく高知までのタグが発行されました。係員にも「高知まで行くんですね?」と聞かれましたが、日本の高知なんて街、知ってて聞いてるのかは分かりません。

 ともあれ、これで身軽になって搭乗口へ。

 

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 保安検査は来た時と同様に厳重でしたが、人が少なかったおかげで意外と時間はかかりませんでした。検査を終えて進んだ先では、売店やカフェテリアに混ざって地元のグッズショップを発見。ただ残念なことに、置いてあるのはポートランドではなく、オレゴン州立大学のグッズです。

 

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 キティ姐さんはああいう仕事スタイルだから良しとしましょう。問題はこちらです。どーも、じゃなくてどー見ても、オレゴン出身のキャラクターではありません。「オレゴンから愛」はフジテレビですし。

 

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 ともあれ、今回もサンフランシスコ経由での太平洋横断。搭乗直前に日本シリーズ第6戦ゲームセット、ファイターズが日本一になったのをスマホで見届けて、ポートランドを後にしました。

 

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 曇り空のサンフランシスコ。行きしなとは違い、国内線から国際線への乗り継ぎは手続きもありません。来訪前に飛行機の便を探していると、どのサイトでも帰りの乗り継ぎ時間が1時間数十分のルートをやたらと勧められ、そんなんできるか!と思っていたのですが、国内線を降りてから直行できるなら問題がなかったようです。次の機会がいつあるか分かりませんが、参考になりました。

 

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 ふと、ユナイテッドのアニマルプリントの車を見かけました。ペット輸送用の車のようです。あからさまに貨物扱いされることを考えたら、専用の車で運んでもらう方がまだ安心できる気はします。

 

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 ここからは成田ではなく羽田行。実は羽田発着の国際線は初めてです。もっとも運航会社はANAではなく、行きと同じくユナイテッド。乗り込んでしばらくすると、案の定ノリノリのセーフティビデオが流れ、実質6日弱を過ごしたアメリカを離れることになりました。

 

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 機内食。というより、自分としては当分呑めないアメリカのIPAがメインだったり。

 

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 帰りの機内でできることといえば本を読むぐらい。その後は適当に寝て、起きたら出された朝食を食べる。あとはさしたる出来事もなく(まぁ、あっても困るのですが……)、飛行機は見慣れた東京の風景の中に降下していきました。

 

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 羽田に着いたのは昼過ぎ。初めて利用した国際線ターミナルから、シャトルバスで移動します。

 高知行は1本早い便があったので利用したかったのですが、残念ながら満席。日が暮れるまで待つしかありませんでした。

 

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 ようやく現れた高知行の飛行機、本日最終便。あとはただ帰るのみです。帰宅した時には既に夜も遅かったのですが、翌朝からすぐ仕事。旅の余韻もなく、日常に戻りました。

 今となっては、はるか昔のようなアメリカ訪問。ただ、この間多くの人々に出会い、刺激を受けることができたのは確かです。それをどう活かすのか、大事なのはこれからなのでしょう。

 

 

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 そして知り合ったのは人だけではありません。ポートランド州立大学のグッズショップでスカウトした、カエルのポーさん(誰かが命名)。われわれの新たなメンバーです。