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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

2016北海道・東日本パスの旅(15)増毛駅から

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 列車の発車時刻が近づいてきたので、増毛駅に戻ってきました。

 

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 盲腸線のどん詰まりにある、空き地の中の棒線終着駅。線路が途切れたところに、簡素な車止めが置かれています。ただこれ以上素っ気ない終点もそうない気がします。

 

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 そのレールの終わりは、逆に津々浦々へと続く出発点。しかし、それもあとわずかの間の話です。廃線による営業終了後、この駅がどうなるかは分かりません。

 

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 廃線を惜しむ乗客が駅周辺を歩き回る中、ディーゼルカーはぽつんと出発時刻を待っています。

 

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 草の中に消えていく細い線路。その先に日本海の絶景が広がります。

 

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 ワンマン運転の路線には欠かせない駅のミラー。年月を経て窪みや歪みを目立たせながら、最後の奉公を務めています。

 

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 運転席横に置かれたタブレット。これを持った列車だけが、留萌から増毛の間を往復します。このタブレットも、廃線区間と運命を共にします。

 

 いつの間にか乗客も多く乗り込み、発車時刻になりました。JR北海道留萌本線の増毛駅に最後の別れを告げる時です。

 

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 最後に見る現役時代の増毛駅のホーム。先に書いたことにもなりますが、廃止後どうなるのか、今の時点では想像がつきません。ただ、列車は定刻通り、この駅を離れていきます。

 

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 増毛を出発したディーゼルカーは軽快に深川へと走っていきます。国鉄末期の北海道向け普通車両には冷房はなく、国鉄のロゴの残る扇風機が回っています。

 

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 留萌まで戻ってきました。留萌本線末端区間、最後の旅が終わりました。

 ただ、もし留萌に来ることがあるとすれば……それは、この路線にとってあまり良い時ではないような、そんな苦い予想がよぎります。

 列車はほどなく留萌を離れると、峠を越えて便利な高速道路沿いをゆっくり走り、再び内陸の平野へと抜け出します。

 

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 終点深川には何事もなく到着。ここで列車は別の線路に移り、次の出番を待ちます。

 

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 この後は数少ない普通列車で旭川へ。反対側のホームには北からの特急ディーゼルカーが入ってきました。この列車もJR北海道の経営難で、札幌から旭川までの運転を取り止める可能性が取り沙汰されています。

 

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 旭川行の普通が入ってきました。1時間に2, 3本の特急が行き交う中、普通列車は時間によっては4時間も間が空くことになります。ただ今回に限っては接続が良く、さほど待つこともなく旭川に到着しました。

 

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 旭川での夕食。10年以上の付き合いのある友人と初めて対面しました。と書くと不思議に思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、ネットが完全に定着した時代、人との関わり方も昔とは変わりました。

 どれだけ離れていても、いろいろな人とつながれる。地方民に、これ以上の力を与えてくれる事実はまずありません。

 

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 互いの近況、趣味の話、何よりひいきチームの勝利で盛り上がり、旭川の夜は更けていきました。