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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

2016北海道・東日本パスの旅(12)留萌本線で深川から留萌へ

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 増毛までは1両だけのディーゼルカー。鈍行以外の列車に乗ることが多くなってしまった今回の旅で、久しぶりにローカル線の雰囲気です。

 

 

 深川を出た列車は、しばらく広い平野の中を走った後、かつて札幌までを結ぶ札沼線が分かれていた石狩沼田駅、朝の連続テレビ小説でのロケ地となった恵比島駅を過ぎると、草が生い茂る山中に入っていきます。

 留萌との間の峠 を越えたところで、まだ新しい高架の道路が並走するようになりました。深川から道内各地への高速道路に直結した深川留萌自動車道です。既に留萌市街地手前まで延びた道路の上を走る自動車のスピードには、他の線と比べると通過運転の列車が多いとはいえ、途中の駅で停車しつつ、たまに行き違いの列車を待ちながら走るディーゼルカーでは太刀打ちできません。留萌からの末端区間は既に廃止が決まった今、もし災害がたった一度でもあったとしたら、深川-留萌間もどうなるのか……

 

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 ともあれ、列車は峠を降りていきます。途中にある幌糠駅は、かつて貨物列車に連結されていた車掌車の車体を使ったものです。

 

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 留萌が近づいてきました。その手前の大和田駅も、かつての車掌車が駅舎の代わりになっています。車輪が外れて車体だけになったかつての鉄道車両を「ダルマ」ということがありますが、一時期(いつ頃か定かではないのですが)そのダルマが駅舎の代わりとして、各地で使われるようになったことがあります。現在では老朽化して撤去される例も少なくないようですが、留萌本線では今だ現役のダルマ駅舎をいくつも見ることができます。

 

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 列車は留萌に着きました。かつてはここから日本海沿岸を北上する国鉄羽幌線、港や炭鉱に向かう私鉄の路線が分かれる一大ターミナルでしたが、その面影は周辺のだだっ広い敷地と、いくつかの遺構に残るのみ。そして、これから盲腸線の終着駅になろうとしています。

 その留萌を出ると、いよいよ増毛まで、今年12月にその歴史を追える区間に入ります。