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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

【地域実習振り返りレポート】(11)2年次初の大豊町現地実習(大豊町・2016年4月20日)

こーち きよういく

 学部開設2年目の1学期が始まりました。大豊町クラスも再編成され、これから2年間にかけて地域の様々な人々と学んでいきます。20日には今年度初めての現地実習を行いました。

 

 

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 午前中に向かったのは、大豊町事業を展開する西日本高速道路エンジニアリング四国(株)の「ゆとりすとベリー農園」。昨年の10月にも実習を行った施設です。ちなみに、当時のエントリがこちら。

3710920269.hatenablog.jp

 

 ただ、今回の作業はブルーベリー栽培ではありません。

 

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 一列に積まれた原木。こちらが本日の相手です。

 

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 ざるに入っているのは、しいたけの菌。原木しいたけを栽培すべく、原木に菌打ちをしていくのが、午前の作業です。

 

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 まず、菌を打てるように原木に電動ドリルで等間隔に穴を開けます。私もこの日まで知らなかったのですが、しいたけ用ドリルというのがあるんだそうです。

 

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 穴が空いたら、袋から出した菌を打ち込んでいきます。

 

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 菌打ちは金槌で。学生は全員初めての作業なのですが、現地の従業員の皆さんによるご指導があり、思ったより作業はスムーズに進んでいく感じです。手前味噌で恐縮ですが。

 

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 菌打ちが済んだ原木は軽トラックの荷台へ。ここから山に持って行き、ふた夏をこえればおいしい(ブログ主個人の感想です)原木しいたけが生えてくるそうです。

 

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 作業の合間にブルーベリーのビニールハウスを見せていただきました。今は花の時期で、これから受粉させていくのだとか。

 

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 これがブルーベリーの花。これがおいしいブルーベリーの実を結ぶのです。今から待ち遠しい気もすると同時に、そうやって生み出されるブルーベリーにどれだけの付加価値をつけることができるか、これからの授業で学生たちに大胆かつ細心に考えてもらわないといけないわけで、責任の重さも感じないではありません。

 

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 午前の作業が終わり、道の駅大杉に移動します。ここで昼食会に引き続き、西日本高速道路エンジニアリング四国社のご担当者の方々と、大豊町での事業について、意見交換会を行います。

(どうでもいいことですが、この写真だけ当日のものではなかったり。久々の実習で写真撮影の感覚が鈍っていたようです……)

 

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 お昼のお弁当は道の駅大杉での手作り。ボリュームもありつつ地場のものもあり、栄養バランスは申し分なさそうです。

 その後の意見交換会は長めに時間を取っていたこともあり、双方からいろいろな意見や要望、アイディアが出てきました。それらをいちいち挙げることはしませんが、私自身の感想を言えば、やっとスタートラインに立てたのかな、という気がしています。

 地域課題を解決する人材の育成、というのがわれわれの目指す目標です。ですが、地域の方々をただ手伝ったり、頼まれた仕事をただやるだけでは、そのような人材が育つとはとても思えません。解決すべき課題という真っ先に考えるべきことを自分で考えていないからし、自ら学ぶ主体の形成という大学教育のあるべき姿とも対極に位置してしまいます。

 そうではなくて、まず地域の方々とのやり取りや、自分自身での観察、情報・データ収集を重ね、その地域の課題のみならず、資源をも発見する。そして、そのような資源を活かす方策を考える、整った企画にまで練り上げる。ただ、企画を考えても自分だけで実施するのは難しいので、さまざまな主体を巻き込み、モノ・カネ・情報を取り入れて活用しながら、その企画を動かしていく。そして、その成果を地域の方々と共有する。

 これから2年間で行うべきは、このような一通りのプロセスです。そのファーストステップとなる地域の方々とのやり取り等は前年度の2学期にも行っているのですが、これからは来たるべき企画立案に直接つながるよう、より綿密に行っていかないといけません。

 そんじょそこらの学外実習ではない、地域協働学部の実習が、いよいよ始まったというのを実感しています。少なからぬ緊張感と恐怖心、その一方での期待感を持ちつつ、学生や地域の方々と共に突き進んでいくしかありません。その先に明るい未来があることを信じつつ……

 

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 おまけ。道の駅大杉のすぐ裏は沢になっています。

 

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 フキに交じってワサビが生えているのだとか。というか、私自身ワサビが生えているのをこれまで見たような記憶がありません。道の駅というからには幹線道路沿い、しかも高松と高知を結ぶ四国の大動脈沿いなだけに、驚かずにはいられませんでした。

 せっかくですので、学部からの実習レポートもご覧くださいね。 

 

www.kochi-rc.jp