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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

ラバー・ダック、春の狭山池に現る(その4)

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 お昼過ぎになってきました。相変わらず、本当にいい陽気です。

 

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 この日は風が出ることもありましたが、基本的には本当に穏やか。中之島北加賀屋では割と左右に揺れるアヒルちゃんも、ここではのんびりしたものです。

  

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 さて、そろそろお昼ご飯が欲しくなってきました。

 

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 駅の近くまで行けばお店もあると思うので(アヒルちゃん前にも出店はありましたが)、いったん行ってみることにしました。

 お弁当を買って、狭山池までの戻りは違うルートで歩きます。すると、池の手前で公園と駐車場が現れます。傍らにはこんなプレートがありました。

 

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 さやま遊園。左記のエントリでも触れましたが、狭山池のほとりにあった、南海電鉄による子ども向けの遊園地です。

 かつてはこのさやま遊園のように、関西には遊園地が数多くありました。鉄道系なら宝塚ファミリーランド、あやめ池遊園地、玉手山遊園地、そして阪神パーク。それ以外でも、ポートピアランドや奈良ドリームランドエキスポランド

 しかし、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの開園やレジャーの多様化、少子化、思いつく原因はいろいろありますが、そのような流れにそれらの遊園地は抗うことはできず、次々と閉園になっていきました(加えて、エキスポランドに関しては悲惨な事故が直接の引き金を引いたことを忘れてはなりません)。現在も残る遊園地は、「ひらパー」でおなじみひらかたパークみさき公園生駒山上遊園地ぐらいです。

 さやま遊園に関しては、跡地のほとんどが戸建てや大規模マンションと言った住宅地になりました。ただ、それでも一部は先に触れた通り公園になっていて、今も子どもたちの遊ぶ姿と歓声が聞こえます。

 

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 さやま遊園のあった辺りからアヒルちゃんを望みます。遊園地が賑わった頃とは比ぶべくもないかも知れません。それでも、狭山池は昔も今も、人々の憩いの場となっています。

 

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 ふたたびアヒルちゃんの許に戻りました。ふと見上げると、空に何か泳いでいます。

 

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 凧……タコ……たこ……泳いでいます。どういう経緯かは分かりませんが、日本語話者なら一度はやってみたいと思っても不思議ではありません。実行に移すかどうかはとにかく。

 

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 かつてアヒルちゃんの向こうには遊園地が広がっていました。今も残っていたら……たぶん、今日の倍ではきかない人出になっていたでしょうね。

 

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 だいぶ日も傾いてきました。名残惜しいですが、そろそろ帰らないといけません。

 

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 アヒルちゃんに暇を請い、狭山池を後にします。

 次に会えるのは、秋でしょうか、暮れでしょうか。それより早く、また大阪以外でもいいのですが、ともあれそういう期待を少しでも持てるのは、幸せなことです。

 

 

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