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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

シリーズ土佐の駅(57)桟橋車庫前駅(とさでん交通桟橋線)

こーち てつ

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 かつては知寄町や伊野等に車庫が分かれていた土佐電。現在はわずかな例外を除き、車庫の機能は高知市南の桟橋車庫に集約されています。そのすぐ南側に、桟橋車庫前の停留所が置かれています。

 

 

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 高知駅から南に向かう電車から降り立った停留所。作りは多くの他の停留所とそう変わりませんが、比較的新しい感じがします。

 かつてこのすぐ南には「岸壁通」という停留所があったのですが、10年近く前に移設され、現在の名前になったのです。

 

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 桟橋車庫前を出た電車。南隣の終点の桟橋通五丁目に向かうべく、信号を待っています。かつての岸壁通は、今電車が停まっている辺りだったでしょうか。

 

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 桟橋通五丁目に着くと、そのまま折り返して高知駅前行に。発車までは、まだ時間があるようです。

 

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 2つのホームが向い合せになっている桟橋車庫前。目立った特徴があるわけでもない停留所ですが、電車にとっては一日の勤めを始める始発駅であり、帰ってくる終着駅でもあります。

 

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 車庫で休む電車。この多くが、夕方のひと仕事に備えています。

 

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 ところで、桟橋車庫前の停留所を見ると、カッコ書きで自由民権記念館前という副名称が示されています。

 

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 明治期に国民の権利と自由を求めた自由民権運動。そのスローガンの1つ「自由は土佐の山間より」が示す通り、高知はその揺籃の地でした。その歴史の名残は市内各地に残っており、桟橋車庫前の停留所には、それらを示した史跡地図が掲げられています。

 

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 停留所を北側へほんの少し歩けば、記念館が見えてきます。

 

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 記念館正面には、「自由は土佐の山間より」を刻んだ碑が置かれています。

 

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 25周年を迎えたという記念館。この歴史を長いと見るか、短いと見るかは難しいところですが、とにもかくにも現在は、こうして公に記念されていることは確かです。

 

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 記念館前に設置された案内図。ただ今回は時間が無く、入館は断念。自由民権運動に限らない企画展等もありますし、いずれ訪れる機会はあるでしょう。

 

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 桟橋車庫前停留所。土佐人の気概と誇りを示す場所でもあります。

 

 なお、車庫についてもう少しご覧になりたい方はこちらへ。

 

3710920269.hatenablog.jp