2016年最初の「シリーズ土佐の駅」は、須崎湾のすぐそば、砂浜を見下ろす高台にある安和駅です。新春豪華版(?)ということで、2回に分けてお伝えします。
窪川からの列車に乗って、安和駅に降り立ちました。海からの風と、降り注ぐ冬の日差しが身体を包みます。
列車が去っていくと、聞こえるのは波の音ぐらい。
線路を挟んで、海と椰子の木を望むホーム。
椰子の木の向こうは太平洋。岬と島影の先は、どこまでも海が続きます。
南国土佐の面目躍如というような風景。それどころか、これだけなら熱帯のリゾート地の写真と言っても信じられそうな気すらします。
振り返ってホームを見ると、小さな待合所に2種類のベンチが並んでいます。左側は中央に向かって、座面が斜めに傾いています。
このベンチ、「らぶらぶベンチ」だそうです。
JR四国によると、このベンチは安和駅等4駅に置かれているそうです。中央を挟んで2人で座ると、自然と身体がくっつく構造になっています。なかなかこっ恥ずかしいベンチですが、恋する2人には打ってつけなのでしょう(何を書いているんだ)。
ホームから内陸側には、かつての荷物扱いに使っていたであろうホーム跡が残っています。
今も残るホーム跡。かつてはここに面して線路が敷かれていたのでしょう。以前は安和駅で上下行き違いもできたのです。
今は棒線駅になってしまった安和駅。かつての線路跡には、スロープが設けられています。
さて、次の列車まではかなり時間があります。駅でただ待つのも良いのですが、海沿いの光景は魅力的です。せっかくですので、砂浜を歩いてみましょうか。
続きは下リンク先の後篇で。