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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

2016年・新年のご挨拶

 明けましておめでとうございます。

 2016年がやってきました。年が明けた実感はまだ全然ないのですが、これからTVを観たり街に出たりしたら、正月なのだと否応なしに納得するのでしょう。

 

 2016年の私のテーマは「流」です。といっても、時流に掉さして上手く乗っていくというのではありません。むしろ、新しい流れを作っていく、ということです。

 今の職場に就いて9ヶ月。責務の重さと多さに戸惑う日々ではあります。特に旧年中はさまざまなタスクをこなすので手一杯になってしまい、それらのタスクも、それ以上の取り組みについても、結果には満足いかない部分が多いのが正直なところです。

 ただ、高知で暮らし始めて、それまで知らなかったいろいろなものに数多く出会えたのも事実です。それらは食べ物だったり飲み物だったり、地域やその風景だったり、人々の気質だったり、本当にさまざまです。

 何より、この地の農山漁村、とりわけ私の場合は中山間地域に入ることで、自分の見識を拡げる機会を得たことは確かだと思っています。言ってみれば、日本の課題の最前線を見ることができたわけです。そうでなかったら、自分は現実も知らずに絵空事を唱えるだけの人間になっていたかも知れない……そう思うとぞっとします。

 その他、言い出したらキリがないので細かい話は控えますが、研究はもちろんのこと、今携わっている教育、とりわけ地域協働教育、高知での生活、その他諸々。何でもかんでも高知から発信していけば、それは新しいものになる。そして、上手くやれば新しいだけではなく、有益な(こっちの方がはるかに大事ですよね)発信ができるはずだ、というのは何となく見えてきました。

 なので、2016年、私は去年以上にとにかく発信していきます。研究者なので業績が優先ですが、それだけではなく、もちろん当ブログも含め、なんだってアウトプットを出していくつもりです。そうやって世の中に発信物を投げていくことで、高知はもちろん、日本や世界のさまざまな国々、地域、なにより人々のあり方を良い方に変える、さまざまな新しい流れを作ることに繋げればというのが、私の願いです。

 本年も当ブログともども、どうぞよろしくお願いいたします。