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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

シリーズ土佐の駅(40)影野駅(JR土讃線)

こーち てつ

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 まだ暗いうちに高知からの一番列車に乗り、朝日が昇る海岸からいくつものトンネルをくぐり、四万十町最初の影野駅にたどり着きました。

 

 

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 朝の冷え込みが残る駅。来し方を振り返ると、もやですっかり隠れています。

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 上下線に面した1本の細いホーム。ベンチは吹き曝しですが、凝った形の屋根がかぶせてあります。

 下り線は行き違いの特急を待つ窪川行。上り線を隔てて、工事用の新しい車両が留置されています。

 

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 その奥には、年月を経たであろう別の工事用車両。今も使われているのでしょうか。

 

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 木造の、しかしペンキの色も新しい駅舎。決して新しくはないはずですが、地域の人々が丁寧に管理しているのでしょう。

 

 

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 駅舎内。私が立つすぐそばにベンチがあるのですが、それだけで他はすっきりと空いています。かつての切符売り場も残ってはいますが、はたしていつ以来閉ざされたままなのか。

 

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 両手で数えられるだけの列車が示された発車時刻表。その右側には、通過する特急の時刻表が注意喚起のために示されています。

 ふと、ディーゼル音が近づいてきました。

 

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 行き違いの高知行特急列車。普通列車と行き違うと、もやの中に足早に消えていきます。

 

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 駅の正面に出てみました。ペンキのグラデーションが鮮やかです。手間のかかるはずの塗装に、駅に対する地域の人々の思いを感じます。

 

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 駅の横の小庭園も、荒れた感じはみじんもありません。その傍らには、実にささやかなバス停の標柱が植わっています。

 

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 駅前の通りを歩くと、すぐに国道に出ました。奥には都会と同じ様式の、高速道路の標識と電光掲示板。駅だけを見れば長閑な感じですが、少し歩いただけで、ここが主要道の途中にあることが分かります。

 

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 道路の反対側、窪川方面。時折車は駆け抜けていきますが、まだ朝早く、界隈はまだ目覚めてはいません。ともあれ、もう少しすればエンジン音が絶えなくなるのでしょう。

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 そんな主要道から折れた先、奥まったところに影野駅が佇んでいます。

 もやに包まれた小さな駅。しかし、濃色とコンクリートの灰色の中、明るい色を放っています。