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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

大阪の切符アートがモンゴルで紹介される

 大阪市営地下鉄の職員が切符の切れ端で作ったアートがネットで話題になりましたが、それがどういうわけか、先日モンゴルでも報道されました。

 

 

 そもそもの発端となるニュースはコチラ。自動改札機に切符を通した時に出るパンチカスで地下鉄車両を描いたアートができたという記事です。

 

 

withnews.jp

 

 ちなみに、実物の電車はこんな感じです。

 

f:id:minato920:20151118062318j:plain

 

 こうして見ると、実物のイメージをよく表現できているし、モノクロームの点描画的なアートになっているとも言えそうです。

 これだけでも話題になるのは分かることなのですが、そんな話題がモンゴルの大手紙「ウヌードゥル」(「今日」の意味。海外の新聞で「○○トゥデイ」とかよくありますよね)で報じられたのです。

 で、ウェブサイトに掲載された記事がコチラ。

 

mongolnews.mn

 

 写真以外は何が何やらわからないと思いますので、記事を日本語に訳すとこんな感じになります。

 

切符の切れ端で芸術作品を製作した

 日本の地下鉄職員が乗客の切符の切れ端を使い、鉄道駅の絵画を捜索した。大阪の西梅田駅の壁に掲げられたこの絵を京都大学の学生がツイッターで投稿したところ、1日で3万人以上が拡散した。匿名の46歳の職員が、50周年*1の記念としてこれを創作したという。彼は切符の自動パンチ*2から出る白黒の紙を153,600片利用し、ピンセットを使って貼りつけて創作を行った。3ヶ月の期間でこの作品を制作し、業務外の300時間以上を費やしたとのことだ。

 

 ということです。

 実は私も高知に来るまでは四つ橋線に乗ったり、西梅田駅を利用する機会は結構あったので、元ネタばかりかそれがモンゴルで報じられることにも少々驚いたのですが、気になるのは、この話がどれだけモンゴルの人々に理解されるか。

 モンゴルは日本と違って電車が一切ありません。鉄道は一応通っていますが、全線非電化ですし、基本は機関車が客車を引っ張る形です。まして地下鉄など一本もなく、そもそも「地下鉄」という言葉自体、ロシア語の「メトロ」をそのまま使っています。モンゴルでは、地下鉄は本で見るか、外国で経験するものなのです。

 それだけに、日本に滞在経験のある人を除くと、日本の地下鉄の切符や自動改札機で出る切れ端というものをどれだけ分かってもらえているのかなぁ、という素朴な疑問はどうしても感じます。

 もっとも、ウランバートルも100万都市になり、交通渋滞が日常茶飯事になって久しい中で、最近では地下鉄建設計画が進められています。これには日本の援助も入っているようですし、私も当然気になっているのですが、以前ウランバートルでモンゴル人の研究者とそんな話をしたところ、

 

「地下鉄に乗る人なんていないんじゃないかなぁ。モンゴル人は自分で車を運転する方が好きだからね(笑)」

 

 と言われたのでした。

*1:訳者注:記事では「組織の50周年」とあるが、実際には四つ橋線西梅田に延伸されて50年なので、記事が誤っています。

*2:訳者注:おそらく自動改札機のこと。モンゴルは存在しないはず。