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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

シリーズ土佐の駅(27)土佐新荘駅(JR土讃線)

 土讃線は須崎から西に進むと一気にローカル色を増します。須崎の西隣、市街地にあるはずの土佐新荘駅も、そんな路線らしい駅です。

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 駅前には住宅がいくつも見えますが、そう遠くないところまで迫る山と田畑で、住宅地のイメージは薄くなります。

 

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 決して長いとは言えないホームの屋根の反対側は、舗装されていない小さな広場になっています。そんな駅前に、なぜか猫がいます。

 

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 訝しげにこちらを見る猫。たまり場とは言わないまでも、数頭を見かけます。

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 家族なのか何なのか、固まっている猫たち。時間は朝食時、ここにいれば誰か何かくれるかも知れない、という算段でしょうか。

 

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 駅のホームに上がりました。土佐新荘はカーブの途中に設けられた駅。田んぼと住宅が混ざる中で、1面だけのホームが湾曲しています。

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 土佐新荘は須崎駅のすぐ隣、距離も決して遠くはないですが、その須崎からは列車の本数が極端に少なくなります。

 

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 駅の屋根の下に掲げられた時刻表。窪川方面は1日8本、高知方面は1日7本。3~4時間空く時間帯もあります。

 

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 そんな中、レールのつなぎ目を渡る音が遠くから響いてきました。時刻表では空いている時間なのになぜ、と思ってふと見ると、特急列車が走ってきます。急いでカメラを取り出しているうちに、特急は車体を傾かせながらホームへと近づいてきました。

 

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 2両だけの特急はエンジン音を軽く響かせながら土佐新荘を去っていき、間もなく次の停車駅の須崎へ。ここから旅する目的地は高知駅です。

 

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 特急が去り、再び静けさを取り戻した駅。

 目の前に広がる光景は、新荘川が須崎湾に注ぎ込むところです。その奥に見える島を越えれば、一気に太平洋へと出ていきます。

 さらには木々に囲まれた工場に漁港。小さな無人駅の向こうに、多種多様な光景が拡がっています。

 

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 平野の中を横切り、カーブしながら簡素な鉄橋を渡って窪川方面へと延びる鉄路。ジオラマにでもなりそうな風景です。

 

 

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 そんな鉄路を走るべく、ワンマンカーがやってきました。目指す窪川は、さらに山林を分け入って越えた先です。