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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

シリーズ土佐の駅(26)枝川駅(JR土讃線)

 東から走ってきた列車が高知市に別れを告げて、最初に出会う駅が枝川駅です。

 

 

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 単線にホームが1本、屋根はほとんどなし。

 枝川駅も多分に漏れず、これまでに各地で見てきた簡素な駅です。

 

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 ただ、駅前はこの自転車の多さ。高知の中心部からそう遠くないだけあって、通勤通学、買い物の圏内であるがゆえのことでしょう。

 

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 駅のすぐそばを、国道ととさでん伊野線が走っています。車の多い幹線道路のそばだあって、コンビニ等の店や住宅が並んでいます。

 ちなみに伊野線にも枝川停留所があるのですが、その位置は少々離れていて、写真の中央辺り。ダイハツの看板の隣ぐらいの位置です。朝倉と言い枝川と言い、JRととさでんはちょっとずれています。

 

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 JRの枝川駅に戻りました。現在は細いスロープがホームから地上に通じていますが、かつては右側の階段で上り下りしていたのでしょう。

 

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 ただ、現在ではホーム側が柵とプランターで塞がれており、地上側も出入りができません。簡易無用階段、簡素なトマソン物件と化しています。

 

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 駅から高知方面。すぐ近くまで山が迫る土地ながら、左右を住宅に挟まれています。そのあいだを縫って緩いカーブを描き、そこから坂を上って国道を跨いだ先が高知市内です。

 

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 ゆるやかなアップダウンを見せる、須崎・窪川方面。国道と並走しながら、次第に土佐の奥へと分け入っていきます。

 

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 夕暮れ時も間近、傾きかけた日の光を浴びながら、列車が入ってきました。終点の土佐山田から引き返す頃には、既に日は落ちていることでしょう。

 枝川駅。住宅と車の絶えない道路もあれば、山を望み、草木に囲まれてもいる、文字通り郊外の小さな駅です。