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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

【地域実習振り返りレポート(4)】イベントで特産品を売り込む(高知市内・2015年10月24日)

 高知県内各地域に分かれての実習が始まって1ヶ月近くになります。ただ、だからと言って実習中に同じ地域から一歩も出ないわけではありませんし、大豊町の地域理解になるのであれば、町外で実習を行うこともあります。先週末は以前のエントリで書いた通り、「フェスティバル土佐 第44回ふるさとまつり」で実習を行ってきました。

 例により、まずは学部からのお知らせを。

www.kochi-rc.jp

 

 イマイチ公式系の情報が薄いのが残念な今年の「ふるさとまつり」ですが、それでも各市町村にとっては大事なアピールの機会。われわれの主な役割は、店先での呼び込みや、大豊町内で開催されるイベントのチラシ配布など、そのアピールのお手伝いです。

 

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 とはいえ、出店スペースはどうしても限られます。特に大豊町の場合、複数のお店が合同で出ているので、そこにさらに学生全員が入れそうにはありません。そういうわけで、学生は交代でお手伝いに入ることになりました。

 ただし、空き時間も大事な実習の時間、遊んでもらうわけにはいきません。他店舗の偵察も含め、イベント全体の観察が大事な実習内容になります。五感を駆使し―至る所で名物料理が並んでいるので、嗅覚と味覚は否応なしに刺激されますが、それ以外もです―、イベント会場を歩き回り、得られるだけの情報を得て記録することが大事になります。

 

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 で、当日の商品の例を申しますと(って先日のエントリとも被りますが……)、まずは大豊町のバーベキュー。大きめの串を炭火で焼きます。

 

 

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 こちらはシカ肉のミートボール。大きいでしょ?他にもシカ肉の竜田揚げにメンチカツにロース、シカ肉とシシ肉の燻製にシシ汁などのジビエ料理が多いのが特徴です。ただ、ジビエというとどうしても肉に臭みがあるようなイメージを持たれる方も多いので、こういう機会にぜひ実物を試してほしい、という思いがあるようです。

 

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 一方こちらは大豊町だけで栽培されている豆「銀不老」を使った商品の数々。特にこの日は青空、しかも他店舗で氷菓をほとんど見かけないだけに、アイスには期待できますし、新発売の銀不老豆かりんとうも注目です。

 そしてここでは若干目立たない感じもありますが、大豊町と言えば碁石茶も売ってますし、さらには昨年の「第9回全国どぶろく研究大会」どぶろくコンテスト濃芳醇の部で最優秀賞に輝いたどぶろく「輝」、特産のゆずのスムージーもあります。

 というわけで特産品には事欠かない大豊町ですが、それらが売れなければ話になりません。そして、売るためには知ってもらわないと始まりません。そのために呼び込み等を行うわけです。これは主に学生の役割ですが、教員だってボケっと突っ立ってるわけにもいきますまい。専業非常勤の時に派遣バイトでスーパーに行って以来(古い話だ)、私も呼び込みに加わりました。

 

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 一方、合間の時間を作って私自身も観察に行ってきました。大豊町のテントの近くでは四万十町の焼き栗「ぽっぽ栗」が売ってましたが、これが開店前から長蛇の列。どうすればここまで人気が出るのか、聞いてみたいものです。

 

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 まるまんま焼いた鮎。美しい河川が遺る高知ならではです。

 

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 一方、大豊町と同じく嶺北地方に属する大川村からは、鶏のキャラクターが登場しました。特産「はちきん地鶏」のPRでしょうか。他の市町村のキャラクターは来ていなかったので、かなり目立っていました。

 

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 観察と呼び込みを交互にやっている間にお昼時になりました。今回試してみたのは大豊町の「山鯨丼」。山鯨って何だと思われる方、要はイノシシです。それをビビンバ風にしたのがこの料理。といっても単に辛いというわけではなく、美味しく頂きました。

 お昼からもイベントは続きましたが、事故等もなく進み、夕方には終了しました。バーベキューに行列ができる時間もありましたし、後でお店の方とも話した限りでも、好感触だったと思っています。あとは、合間の観察で得られた情報を、学生が今後どう活かを確認していきたいと思っています。

 一方、出店した方々に伺った話で言えば、特産品のマネジメントや売り込みをどうするかが課題となっているようです。先程「ぽっぽ栗」への行列について書きましたが、行列ができたのには商品のネーミングの良さもあるのではないか、というお話でした。

 先程も書いた通りで、どれだけ素晴らしい特産品でも、売れなければ意味がありません。これまでなら「良いものを作れば売れる」と言っておけばよかったのかも知れませんが、いまや「どう売るか」という点でも努力が求められます。

 ただ、商品を売るためには相応のアイディアや行動が必要になります。PR、ネーミング、あらゆる要素に関して、これまでのままで良いのかチェックする必要も出てくるかも知れません。

 では、具体的にどうするのか?学生たちが大豊町のさまざまな商品や原料等について、さらに調べていく中で、手がかりが見つかるのではと思っています。もちろん、簡単な話ではありませんし、時間もかかるでしょう。ただ、それでも学生一人一人が自分なりの解決策を見つけ、将来実行していくことが、今後さらに大事になってきます。