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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

シリーズ土佐の駅(23)波川駅(JR土讃線)

 仁淀川右岸、いの町の中心街と川を隔てた反対側にある小さな駅、それが波川駅です。

 

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 細いホームが1本伸びるだけの駅。

 

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 高知方面。左手に見える洋風の城館を模したような建物は、かんぽの宿伊野です。その向こう側、林を抜けた先が仁淀川です。

 

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 細いホームがそのままスロープ状になっただけの出入口。ホームの屋根はベンチ付近にしかありません。そんな停留所然とした駅を、高知行きの列車が出ていきます。

 

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 駅前には乗用車が対面通行できるぐらいの道が1本平行しているだけ。駐輪場はありますが、駅前広場と呼べるものはありません。

 

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 金属板が1枚だけの、ささやかな駅名板。電灯も何もついていません。

 もっとも、勝手知ったる地元の人でもなければ昼間以外にこの駅を訪れることはなく、それならば位時間のことを考えずとも良い、のかも知れませんが。

 

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 小さな駅に、また普通列車がやってきます。列車も、列車を降りた乗客もすぐに去り、小さな駅はまた静けさの中に放り出されます。