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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

2015夏 宮城・常磐鉄道紀行(9)石巻から仙台に戻る

 ディーゼルカーは女川を立ちました。石巻で仙石東北ラインに乗り換えて、まずは仙台に向かいます。来たルートをそのまま引き返すのは芸がないと言えばないですが、先の列車の接続を考えれば、これが一番確実なルートです。

 

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 来しなとは逆の順番で、峠のトンネルを抜けて浦宿から万石浦を沿ってディーゼルカーは走ります。沢田から内陸に入ると、万石浦駅で南に向かったかと思うと渡波付近で180度進路を変え、さらに西向きに進路をとってほどなく陸前稲井。そこからすぐに旧北上川が見えてきます。これを渡れば、石巻はすぐです。

 

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 石巻で列車を降りて仙石線のホームに向かうところで、またイラストを見つけました。探せばまだあるかも知れませんが、それはまたの機会に。

 

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 ホーム内の喫茶店。石ノ森作品のキャラクターに線路を模した看板、鉄道趣味と萬画の融合です。

 

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 看板には009とアカレンジャー。といってデザインは大人びていて、駅の中とは思えない雰囲気です。

 

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 ただ、以前のエントリでも書いた通りこの駅も大震災の津波と無縁ではいられませんでしあ。浸水位置の高さ、下にある雑草と比べてみてください。

 

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 で、ここからは仙石東北ラインで仙台に向かいます。昼前のことで乗り込んだ列車はかなり空いていて快適でしたが、そのせいで石巻を出たらうつらうつら。

 歩き回った疲れが出たのか、気がついてみれば、いつのまにか混みあった列車は仙台の手前まで来ていたのでした。