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人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、酒には酔うてみよ。

2015夏 宮城・常磐鉄道紀行(8)再び女川駅へ

 工事現場を去って、女川駅に戻ることにしました。

 

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 周辺の山林の多くが切り拓かれています。高台移転のためでしょう。大震災がなければ、自然破壊として反対する人も多かったかも知れませんが、現実に大津波が来てしまったのです。

 

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 台地を造成しています。この上に、新たな市街地ができるのでしょう。

 

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 まちづくりの現場を示す看板。大震災の犠牲者も眠る墓地の場所を示す看板。大津波は墓地自体も流したはずで、死者すら犠牲者になったのです。

 建設される未来と、今も残る過去の傷痕が並んでいます。

 

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 目を転じると、芝生の緑が映りました。コンクリートアスファルト、剥き出しの土が目立つ中、これでもかというぐらい鮮やかな緑です。

 

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 さらに歩けば、マンホールにイラスト。女川のキャラクター「シーパルちゃん」だそうです。花や草木も美しいけれど、人工物は人工物で見て楽しいものがあります。

 

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 女川駅に戻りました。駅前には足湯があります。大震災前は割と和風な作りだった記憶がありますが、今はすっかり現代的になりました。

 そして夏の青空、気温もぐんぐん上がってます。足湯で温まるまでもない、ってかこれ以上体温上げてどーするの、という話です。

 

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 だ が 入 る 。

 

 いや、せっかく来ておいてもったいないし、ねぇ。

 ただ不思議なことに、足湯に浸かったところでさらに汗が噴き出したりということは全然なかったんですよ。7~8分は確実に入ってましたが、温度がちょうど良くてかえって心地良いぐらい。

 駅の入浴施設でタオルも買えますし、歩いた分の疲れを癒すにはちょうど良かったです。もっとも周りの石はこの暑さですっかり焼けていて、うっかり触ってものっそ熱い思いをしましたが。

 

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 足湯を堪能したところで、女川駅内の展望台に登ってみました。天井がご覧の通り、木組みのドームで開放感があります。

 

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 展望台から女川の工事現場と海を眺めます。

 大津波があった海。今私が暮らす土地も、大津波を送ったまさにその太平洋に面しているのだ、という事実が迫ってきます。

 

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 山側は空地の部分がまだ多い状況。そんな中で目の前から延びるレール上を、これから帰っていくのです。

 

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 列車の時間が近づいたのでホームに降りると、左手にある施設が目に入ってきました。

 

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 いつかまた、生まれ変わった女川を見に来る日が来るのでしょう。期せずして二度来た土地ですし。

 その日までの暇を請うことにして、ディーゼルカーで女川を離れました。ここから高知まで、普通列車代行バスの旅です。