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「地域」研究者にして大学教員がお届けする「地域」のいろんなモノゴトや研究(?)もろもろ。

安芸の夏空(中)岩崎弥太郎像

 野良時計から西に進むと、元土佐藩士にして龍馬伝最大の被害者三菱財閥の創始者、岩崎弥太郎の生家があります。その近くに、先日氏の銅像が移設されています。

 

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 銅像は生家から道を挟んだ敷地に新たに建てられています。日本地図を前に檄を飛ばすかのような姿です。

 

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 この像はもともと安芸市内の公園に建てられていたそうですが、今年になって移設されたとのこと。以前の写真も見たことはありますが、背後に建物があっていささか窮屈にも見えました。むしろこういう開放感のある場所の方が、気宇壮大な感じが出て良いですね。

 

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 台座には氏の偉業を描いたイラストが刻まれています。

 

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 真ん中にあるのは現在の三菱マークと、その元となった岩崎家と土佐山内家の家紋。

 

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 氏が興した国内外の海運・商業の、黎明期の姿。

 

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 軍事部門にも進出した三菱財閥、というのは分かるのですが、一番左のハレー彗星はどういう謂れがあるんでしょうね。

 

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 像の隣に置かれていた讃辞。これが大河でなぜあんな描かれ方になったのか。悪役ならまだしも

 

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 裏には銅像の建立(移設前)に携わった人々・組織の名前が記されています。

 

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 岩崎弥太郎像、抜けるような夏の青空が、どうにも似合います。